1,800円以上の注文で送料無料

菜根譚 岩波文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

菜根譚 岩波文庫

洪自誠(著者), 今井宇三郎(訳者)

追加する に追加する

菜根譚 岩波文庫

定価 ¥1,155

220 定価より935円(80%)おトク

獲得ポイント2P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 1993/01/01
JAN 9784003202319

菜根譚

¥220

商品レビュー

4

27件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/09/20

「「人よく菜根を咬みえば、則ち百事なすべし」。菜根は堅くて筋が多い、これをかみしめてこそ、ものの真の味わいがわかる。中国明代の末期に儒・仏・道の三教を兼修した洪自誠が、自身の人生体験を基に、深くかみしめて味わうべき人生の哲理を簡潔な語録の形に著わした。的確な読み下し、平易な訳文。...

「「人よく菜根を咬みえば、則ち百事なすべし」。菜根は堅くて筋が多い、これをかみしめてこそ、ものの真の味わいがわかる。中国明代の末期に儒・仏・道の三教を兼修した洪自誠が、自身の人生体験を基に、深くかみしめて味わうべき人生の哲理を簡潔な語録の形に著わした。的確な読み下し、平易な訳文。更に多年研究の成果は注と解説にも充分に盛りこまれている。」 ●「逆境の中に居(お)らば、周身、皆鍼砭(しんぺん)薬石にして、節を砥(と)ぎ行(こう)を礪(みが)きて、而(しか)も覚(さと)らず。順境の内(うち)に処(お)らば、満前、尽(ことごと)く兵刃戈矛(へいじんかぼう)にして、膏(あぶら)を銷(とか)し骨を靡(び)して、而も知らず。(前集九九)」 →【現代語訳】  逆境の中にいるときは、未の周りのすべてのことが鍼(はり)や薬になり、それで節操を砥ぎ、行動を磨いているのであるが、本人はそれに気づいていない。(これに対して)順境にあるときは、目の前のすべてのことが、実は刃や戈(ほこ)となって、それで肉を溶かし骨をけずっているのであるが、本人はそれを知らずにいる。 ●「文は拙を以って進み、道は拙を以って成る。一の拙の字に無限の意味有り」(後集九四より) →【現代語訳】  文を作る修行は拙を守ることで進歩し、道のための修行は拙を守ることで成就する。この拙の字に限りない意味が含まれる。 ・・「拙」の言葉は「つたないこと」。マイナスな意味だが、『菜根譚』はプラスの言葉に転化している。不器用な人間は自らの「拙さ」をきちんと自覚しており、だからこそその欠点を克服するために正しい努力をすることができるから。「巧み」な人は得てしてそれが出来ない、そこで成長が止まってしまう。だから、「巧み」を目指す必要はない。不器用でもまっすぐ道を進んでいけばよい。 (湯浅邦弘著『NHKテキスト100分de名著 洪自誠 菜根譚』より)

Posted by ブクログ

2023/07/13

逆境の中にいるとき、身の周りのすべてのことが実は鍼(はり)や薬となり、自分の信念(節操)を研ぎ、行動を磨いている。順境にあるとき、目の前のすべてが、実は刃や戈(ほこ)になって、肉を溶かし、骨を削っている。 世渡りの秘訣は、(譲って差し支えないものについては)相手に一歩を譲ること...

逆境の中にいるとき、身の周りのすべてのことが実は鍼(はり)や薬となり、自分の信念(節操)を研ぎ、行動を磨いている。順境にあるとき、目の前のすべてが、実は刃や戈(ほこ)になって、肉を溶かし、骨を削っている。 世渡りの秘訣は、(譲って差し支えないものについては)相手に一歩を譲ることである。こちらが一歩を退くことで、こちらは一歩を進めている。 花は半開を看、酒は微酔に飲む。この中に大いに佳趣あり。 多情の女は男狂いの果てに尼になる。のぼせやすい男は思いつめて仏道に入る。かくして神聖なるべき寺院が、いつも淫(みだ)らな女やよこしまな男どもの集まる巣窟となる。

Posted by ブクログ

2023/04/01

「人よく菜根を咬みえば、則ち百事なすべし」。菜根は堅くて筋が多い、これをかみしめてこそ、ものの真の味わいがわかる。中国明代の末期に儒・仏・道の三教を兼修した洪自誠が、自身の人生体験を基に、深くかみしめて味わうべき人生の哲理を簡潔な語録の形に著わした。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品