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アラーの神にもいわれはない ある西アフリカ少年兵の物語
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 人文書院 |
発売年月日 | 2003/07/20 |
JAN | 9784409130261 |
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アラーの神にもいわれはない
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5件のお客様レビュー
西アフリカ地方の内戦を少年への目で描いた習作。やんちゃな言葉の口調で次々と悲惨な現実が軽妙に描かれている。 作者アマドゥ・クルマはアフリカ文学の寡作な作家。皮肉や比喩も満載のこの小説が、なんでヤング向けの書棚にあったのだろう。
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345p~の訳者解題 『冷戦後の寓話、その闇』 を読むと“闇”の部分がより深く浮き彫りにされるように思った 著者 アマドゥ・クルマ 1927年生 コートディヴォワールの作家 『独立の太陽』(1965)、『モネ、侮辱、挑戦』(1990)、『野獣の投票を待ちながら』(1998) フ...
345p~の訳者解題 『冷戦後の寓話、その闇』 を読むと“闇”の部分がより深く浮き彫りにされるように思った 著者 アマドゥ・クルマ 1927年生 コートディヴォワールの作家 『独立の太陽』(1965)、『モネ、侮辱、挑戦』(1990)、『野獣の投票を待ちながら』(1998) フランス語を「アフリカ化する」破格の文体と西アフリカの口承文芸に求められる鋭敏な言語感覚とが特徴 「現代のグリオ」 1884年、西洋世界はアフリカを分割した。リベリアはアメリカ合衆国の、シエラレオネは英国の所有地となった。 リベリアとシエラレオネはアメリカ由来の黒人解放奴隷に植民地化されたアフリカでは他には類例をみない二つの国。 1994年、冷戦終結をまって、白人入植者はアフリカのすべての国家から立ち去ったが、黒人入植者は居座りつづけ、過去一世紀にわたり土着の人々に生じた復讐心がひとつの原因になり残虐行為が繰り返された。 病死したグリオ(鉄鍛冶のカースト ホロン(自由人)・ニャマカラ(特殊職能民)・ジョン(奴隷) のニャマカラの楽士、語り部)の子孫から四冊の辞書を受け継ぐビライマ少年が内線の歴史語りを語っていく 四冊の辞書『ラルース』『プチロベール』 ブラックアフリカにおけるフランス語の語彙特性目録 冒頭文 「ジブチのこどもたちへ──きみたちの求めに応えてこの書物は記された」 1994年エチオピア・ジブチを歴訪した際に、七歳から十歳の移民の子ども相手に講演した際に、部族戦争のお話しもしてほしいと言われ、隣国の部族戦争について書いたものが著書 主人公ビライマ(十歳か十二歳 年齢不詳) 早くに父を亡くし身体に酷い障害を抱えているがろくな治療も受けることができない母親のおぞましい風評に絶望し「通りの子」に身を落とし、母が亡くなると、新たな庇護者マーンおばさんの行方をおって「部族戦争のリベリア」に渡っていく。 怪しげな男グリグリマンのヤクバ(グリグリ(呪術的な物)を制作する呪術師)を旅の友に行く先々の土地で少年兵組織に組みこまれていく。 345p~の訳者解題 『冷戦後の寓話、その闇』~の覚書 子ども救済カウンセラー リベリア元少年兵たちは、初対面の人に自分の過去の体験を語る子はひとりもいない 酷い目にあったことは隣の子、わたしは大丈夫 罪のない村人を殺したのはぼくのそばにいた悪魔の子 戦場での生き残りを賭け、幼い心に浮かんだぎりぎりの選択として自らゲリラ組織に加わっていった事実 成人兵士による懲罰や拷問、最前線に投入されても恐怖心を抱かないように麻薬漬けにされる 内戦終結後に残される社会問題 元少年兵の心的外傷に由来するさまざまな症状、進捗しない社会復帰プログラム 西アフリカの過去を暗く覆い閉ざしてきた植民地と冷戦の時は、 人権宣言の生誕地フランスによる西アフリカの植民地化 偽りの共和政体という偽善がそのまま独立の時へと引き継がれ、 冷戦後の西アフリカにおける冷戦を世界中がほったらかしにしている
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西アフリカを子ども兵として放浪する少年の話。 フィクションだがこんな現実がいまも尚存在しているのは確か。そして子ども兵は紛争において重宝されるという事も確か。 幼いがゆえに残忍な兵器となり、それが大量生産される事により紛争が激化し、激化することで更に兵器が必要となり…るーぷるーぷ...
西アフリカを子ども兵として放浪する少年の話。 フィクションだがこんな現実がいまも尚存在しているのは確か。そして子ども兵は紛争において重宝されるという事も確か。 幼いがゆえに残忍な兵器となり、それが大量生産される事により紛争が激化し、激化することで更に兵器が必要となり…るーぷるーぷ 何ができるか 何を為すべきか。
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