商品レビュー
4.2
10件のお客様レビュー
世界を巡る放浪の旅からパリに戻り、開業医として新たなスタートを切ったバルダミュの人生。彼のそばを離れない男ロバンソン。意外な結末…。
Posted by 
「僕らが一生を通じてさがし求めるものは…生命の実感を味わうための身を切るような悲しみ」 医師、軍人、国連職員そして文壇の寵児として名声を浴びながらも、その過激な思想から戦犯となり貧困の末に死に、死後教会から葬儀を拒まれ、未だ作品集の公刊を阻まれ続けているというセリーヌの自伝的小説...
「僕らが一生を通じてさがし求めるものは…生命の実感を味わうための身を切るような悲しみ」 医師、軍人、国連職員そして文壇の寵児として名声を浴びながらも、その過激な思想から戦犯となり貧困の末に死に、死後教会から葬儀を拒まれ、未だ作品集の公刊を阻まれ続けているというセリーヌの自伝的小説。この小説は絶望に満ち、怒りと糾弾に溢れている。重く、ストレスの溜まった話だ。喜びや幸福を求めない「僕」の素直でない歪んだ解釈に、現代の我々がどこまで感情移入できるのか。出来たら出来たで怖いのだが。キツイ本です
Posted by 
戦争や価値観の変化に翻弄される人々。おおざっぱにいえば、前者は上巻、後者は下巻に記載されている。筆者自身が主人公として形式的には記載されているが、彼が描こうとしているのは当時の最下層の人々の姿であったに違いないと思う。
Posted by 