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アラブの格言 新潮新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
| 発売年月日 | 2003/05/20 |
| JAN | 9784106100116 |

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アラブの格言
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商品レビュー
3.6
14件のお客様レビュー
アラブ古来から伝承さ…
アラブ古来から伝承されている格言530を選んで著者が解説を加えています。それらの言葉の中から、アラブ世界に根付いている宗教観、人との繫がり方、厳しい気候風土の中で培われた考え方などを伺い知ることができます。異なる文化圏ですが、共感する部分もありました。
文庫OFF
サダム・フセインとの戦争時にあらためて、出版し直したものとあります。 荒野に暮らすアラブ(ベドウィン)が自然の中を生き抜くための、習慣、神とのかかわり方、考え方を伝えてくれる一冊です。 アラブのIBMということばがでてきます。 I:インシャラー 約束の念押しを迫ると答える 意味...
サダム・フセインとの戦争時にあらためて、出版し直したものとあります。 荒野に暮らすアラブ(ベドウィン)が自然の中を生き抜くための、習慣、神とのかかわり方、考え方を伝えてくれる一冊です。 アラブのIBMということばがでてきます。 I:インシャラー 約束の念押しを迫ると答える 意味は、神の思し召しがあれば、ようは、100%保証したわけでない B:ブクラ いつできるかと問う答え。明日、でもいつになってもブクラのままである。 M:マレシ 約束が履行されなかったことについてなじるとその答え。理のないこと、過ぎたことは仕方ないじゃない。 気になったことは以下です。 ・アラブ諸国の人たちは、スポーツで、国旗のものに結束することはある。だが、彼らにとって大切なのは、部族の概念である。 ・電気のない土地では、ほとんど例外なく民主主義が定着しない。民主主義を育てたのは電力である。それならば電力の恩恵を受けない土地では、どういう支配体制が行われているかというと族長支配なのである。 ・「人に食べ物をやる時は、満足するまでやれ。殴る時は、徹底的に殴れ」 自分で守らなければ、自分も家族の生存も不可能なのである。 ・戦いをおこす原動力はいくつもあるが、もっとも普遍的なものは復讐である。正義のためでは、人はなかなか動かないが、自分の家族、財産、権利、あるいは、恥に加えらえた暴力を人は決してわすれることはない。 ・女は、ベールと墓以外何ももっていない。 ・ともかく人は生き抜かねばならない。暑さ寒さ厳しく総じて水も不足している土地で生き抜くには、それほどたやすいものではない。そこで人は死なない方法を考える。自然も人間をとり殺すが、何より恐ろしい敵は人間なのだから、相手を見抜く眼力を養わなければならない。 ・「他人を信じるな。自分も信じるな」 信じるということは、疑うという操作を経たあとの結果であるべきだ。疑いもせずに信じるということは、厳密にいうと行為として成り立たないし、手順を省いたという点で非難されるべきである。 ・「他人の家では思っていることをしゃべらず、ドアを開けず、質問をするな」 肉体的力を支えるのは精神力である。自制、知識、他人の話を聞く姿勢などについて、多くの格言を残した。 ・「人は見かけでは半分しかわからない。会話ですべてがわかる」 この観察法は人があふれる都会でも有効である。だか最近は、スマホやゲームに時間を費やす人が増え、会話は衰退の一途とたどるばかりだ。健全なのはむしろアラブのほうだ。 ・「血の一滴は、千の友に匹敵する」 友情の中でさえ、命の危険が問題にされることは承認済みなのである。血を流す勇気もなく、命をささげる決意もなく、金銭さえも捧げない人間になんの友情が期待できるだろう。 ・「議論の下手な男の下は長くなる」 おしゃべる男の話は内容がない ・荒野に暮らす人々にとって、人間は人間としてそこにいてくれるだけで貴重品だ。 ・通常、花嫁は血のつながった一族からもらうことになっている。つまり、妻にするのは従姉妹をもらうことになる。、 ・結婚のみならず、生活上の経済、社会的地位などを守るに、他人は決して信用しない。すべて、同宗教であって、しかも血族である人々によって固められるのである。 ・学校に通えないベドウィンたちは、親が教師の役目もかねる。親はしばしば文字を読むこともできないであろうが、それでも生活の上では子供たちの偉大な師である。 ・複数の妻を持つ夫は、どの妻をも平等に扱わなければならないことになっている。 ・貧困こそ、我々の中の卑怯さと残忍さを露呈し増幅する。 ・アラブ(ベドウィン)は帰ってくる 彼らは他部族と確執があれば決して忘れない。彼らと戦った人々はそのことを知っているのであろうか。 が終わりのことばです。 目次は次の通りです。 はじめに 第1章 神 追うものと追われる者は、共に神の名を口にする 第2章 戦争 一夜の無政府主義より数百年にわたる圧政の方がましだ 第3章 運命 世界は二人の人間に属した。殺された男と、彼を殺した男と 第4章 知恵 水を節約するように言われた途端に、誰もが水を飲み始める 第5章 人徳 あなたには栄誉を、私には利益を 第6章 友情 歓迎されない客人は、大英帝国のようにいつまでも居座る 第7章 結婚 私は妻にお前なんか離婚だといった。すると彼女はベットにおいでと命じた。 第8章 家族 家に老人がいないなか、一人買ってこい 第9章 貧富 貧乏は叡智 第10章 サダム・フセイン バスラの反乱以後は廃墟
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どの国にも、格言や諺が存在する。 古いものも新しいものも。 一千年も昔のものでも、異なる国で、内容は似たような真理を含むものも多数存在する。 その地域の人柄を大雑把にでも理解する一助にはなる。 読んでいてなるほどと思いながらも、なぜもこんなにイスラムとキリストの溝が端的に古代...
どの国にも、格言や諺が存在する。 古いものも新しいものも。 一千年も昔のものでも、異なる国で、内容は似たような真理を含むものも多数存在する。 その地域の人柄を大雑把にでも理解する一助にはなる。 読んでいてなるほどと思いながらも、なぜもこんなにイスラムとキリストの溝が端的に古代人の頃から格言として残されているのに、同じ過ちを繰り返すのか、と疑問に思うが、その点についても遥か昔から宣誓されている。 もっと巧い按配にいかないものかね。 イスラム圏の思想というか、慣習などを知ると戦前の日本に違い感じがする。 親しみやすいというか、今でもとても馴染みやすそうな印象を受ける。 そういえば、一夫多妻制の元々の走りは、戦で夫を亡くした寡婦と子供が生けて行けるようにというセーフティネットだったな。 好色や性的乱脈が始まりではない。 昨今騒がしいイスラム国の、少なくとも背景の一部を垣間見れる一冊でした。
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