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異端の数ゼロ 数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房/ |
発売年月日 | 2003/10/31 |
JAN | 9784152085245 |
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異端の数ゼロ
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商品レビュー
3.9
17件のお客様レビュー
確かに 0 (と ∞ ) という数値は特異で、でも実生活ではあまり特異とは意識されない。話題が多岐にわたっていてどれも面白いネタなのだけど、どうにも読みづらい。参考程度に読んでみてもいいかもしれないけど、詭弁のような言い回しも気になる。
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「人類が0を発見し、一旦それを拒否し(アリストテレスによる哲学で、ルネッサンスまでヨーロッパの思想を強く束縛)、それを受け入れ、克服し(ニュートン、ライプニッツによる微分、積分)、それによって。。。」などなどと、思想的、文化的、数学的、物理的など、さまざまな角度から、0や∞にこだ...
「人類が0を発見し、一旦それを拒否し(アリストテレスによる哲学で、ルネッサンスまでヨーロッパの思想を強く束縛)、それを受け入れ、克服し(ニュートン、ライプニッツによる微分、積分)、それによって。。。」などなどと、思想的、文化的、数学的、物理的など、さまざまな角度から、0や∞にこだわり、解説してある本はおそらくないだろう。すごく面白い。素人を受け入れないような複雑な数式は全く使っていないから、文系の人にもすんなり読めると思う。全人類にお勧めします。フェルマーの最終定理の解説本を書いたサイモン・シンもこの本を激賞しています。
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<数理を愉しむ>シリーズ:数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念~世界の各地の古代文明が編み出した数体系と,無に対して抱いた恐れ。ゼロの発見を妨げたギリシアの数哲学。その一方,ゼロが東洋でいかにして生まれ,いかにしてヨーロッパに入ってきたか。教会はなぜゼロを異端視したのか。キリス...
<数理を愉しむ>シリーズ:数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念~世界の各地の古代文明が編み出した数体系と,無に対して抱いた恐れ。ゼロの発見を妨げたギリシアの数哲学。その一方,ゼロが東洋でいかにして生まれ,いかにしてヨーロッパに入ってきたか。教会はなぜゼロを異端視したのか。キリスト教哲学の土台をなすギリシアの思考と聖書の思考の間にある,無と無限をめぐる対立に神学者はどう対処したか。神秘主義者たちはどうしてゼロにとりつかれたのか。最終的にヨーロッパでどのようにゼロが受け入れられていったのか。微積分が考え出されたとき,それがゼロをめぐるどんな論理の飛躍を抱えていたか。そして,極限の概念によって,この問題がどのように解決したか(また,この概念によってゼノンのパラドックスがどのように解けるか)。さらに,ゼロが熱力学,相対性理論,量子力学でどのような形をとって現れ,現代物理学をどのように脅かしてきたか。ブラックホール,真空のエネルギー,万有の理論の探求をめぐる論争の核心にあるゼロ,物質の基本要素を○次元の粒子から一次元のひもに転換して,相対性理論と量子力学から生じる無限大を解消する,ひも理論を論じ,最後に宇宙のはじまりと終わりの問題に触れる~読み終えて,訳者後書きで「…か」と問われても,答えられないのが悲しい。ゼロはセム系の民族が考え出したが,アリストテレス哲学・キリスト教と相容れず,当然ローマに入ることもなく,インドで育まれてヨーロッパへ…てのは解ったよ!
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