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どこにでもある場所とどこにもいないわたし
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どこにでもある場所とどこにもいないわたし

村上龍(著者)

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どこにでもある場所とどこにもいないわたし

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商品詳細

内容紹介 内容:コンビニ. 居酒屋. 公園. カラオケルーム. 披露宴会場. クリスマス. 駅前. 空港
販売会社/発売会社 文藝春秋/
発売年月日 2003/04/25
JAN 9784163217703

どこにでもある場所とどこにもいないわたし

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商品レビュー

3

25件のお客様レビュー

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2021/04/08

なんてことはない風景のなか、何かを変えようとする人のアンソロジー。 しかし、その風景は未だ変わらないことに愕然とする。 龍にしては小品だが、希望の国のエクソダスの時代を考えると必要な話なのかもしれない。

Posted by ブクログ

2017/10/11

「目玉がぎょろぎょろ動く」 感想を一言でいうと、僕は普段の何気ない生活のリアルに結構近いものをこの本に感じ、また場所の具体性と曖昧さを同時に体験できる心地よさは文章独特だと思った。 この本はいくつかの全く異なる小説で構成されている。場所はコンビニ、居酒屋、公園など、都市のどこか。...

「目玉がぎょろぎょろ動く」 感想を一言でいうと、僕は普段の何気ない生活のリアルに結構近いものをこの本に感じ、また場所の具体性と曖昧さを同時に体験できる心地よさは文章独特だと思った。 この本はいくつかの全く異なる小説で構成されている。場所はコンビニ、居酒屋、公園など、都市のどこか。視点は一人称で、各話の主人公は誰かと会話したり、その場を漂ったり、回想したりしている。普通だ。 ただ、どの話も話そっちのけで描写が細かい。眼に映るものやことが、全部とは言わないがものすごい密度で書かれている。最初のコンビニの話なんか、コンビニに立ち寄って中をうろうろするわずか数分間のあいだに知覚されたことが約30頁にも渡って書かれている。注意が散漫な主人公の目移りがほとんどそのままに近い状態で記述され、何かが目に入っては次のものに目が移り、またふとした拍子にさっき見たものが目にとまったり、それに連想される出来事を思い出したりする。それらのものやことは、我々が対象を観察しながらスケッチするときのように、はっきりした輪郭をもつ言葉で描写されていく。ただし位置関係は曖昧なままで、それは読み手の想像に委ねられている。 このようにして複数の断片が場面1つひとつにある全体=リアルな時空間を曖昧に浮かび上げている印象を受けた。この視点は、例えば何かしなければならないことはあるが少し背を向けたい瞬間や、どこかでぼーっと過ごしているときに僕も体験するものだ。他の人はどうだろうか?

Posted by ブクログ

2014/07/04

人間観察の鬼! 視覚、聴覚が研ぎ澄まされてる感じ。 短編集。 何か得るものがあるよーでない作品。 私はいまいち話に入り込めなかった。 逆に、マイナス思考に入っていきそうになった。

Posted by ブクログ

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