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文明史のなかの明治憲法 この国のかたちと西洋体験 講談社選書メチエ286
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2003/12/10 |
JAN | 9784062582865 |
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文明史のなかの明治憲法
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2003年刊行。著者は兵庫県立大学助教授。岩倉遣欧使節、伊藤博文の欧州視察、山縣有朋の欧州視察を軸に、帝国憲法、憲法秩序たる下位法の策定が西洋文明の継受という側面のあったことを叙述。事実摘示は他書、例えば、伊藤博文、山縣有朋、大久保利通らの人物評伝でも知りうるが、これらを上手く拾い上げ、旧憲法の隠れた意義に目を向けさせらた。ただ、アジア初の憲法制定が欧州、アジア・中東その他の地域に及ぼした影響は余り書かれていない。些か残念な点だが、帝国憲法の国内的影響とは違う、世界史的意味合いを看取しうる書である。
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今度は明治憲法ができるまでの話。岩倉使節団で、伊藤博文がはしゃいで船で裁判のままごとしたとか岩倉具視が結局現地で洋装にしたことへの同行者のひんしゅくとか、グナイストにすげなくされたこととか、シュタインは自分の国での事情もあって優しかったとか、発布の日に憲法正本を伊藤博文が忘れてき...
今度は明治憲法ができるまでの話。岩倉使節団で、伊藤博文がはしゃいで船で裁判のままごとしたとか岩倉具視が結局現地で洋装にしたことへの同行者のひんしゅくとか、グナイストにすげなくされたこととか、シュタインは自分の国での事情もあって優しかったとか、発布の日に憲法正本を伊藤博文が忘れてきた話とか、がんばって豪勢にして盛り上げようとした発布の日とか、当時の人たちの日記なんかからでてくるそういう話が面白かった。最初はとにかく憲法導入、だったのが、国の特性を考えること、行政の大事さなどに気づき、どんな思想に影響受けたみたいな話もさることながら。 具体的に細かい条文の成り立ちみたいな話はこの本では扱ってない。 井上毅氏が、年上の裁判官に人気(自分調査)な理由も、共鳴すると思われるところがなんとなく解せた。
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