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天皇家の財布 新潮新書
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天皇家の財布 新潮新書

森暢平(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社/
発売年月日 2003/06/20
JAN 9784106100185

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商品レビュー

4.1

15件のお客様レビュー

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2010/05/28

各種天皇本や新聞に、…

各種天皇本や新聞に、今でも(2007年)しばしば引用される原典。天皇家は気楽でいいなあ、働かなくても金がもらえるし、というほど簡単な問題じゃないことがわかります。私としては、少なくとも宮家は生活苦しいだろうなあ、と思いました。みなさんも一読してご判断ください。

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2010/05/28

 知られざる「皇室の…

 知られざる「皇室の家計簿」の詳細を、情報公開法を駆使して検証する。この書で明らかにされる金額が、天皇家にとってふさわしい金額(多いのか少ないのか)は、私のような庶民には想像もつかない。

文庫OFF

2026/05/13

私が子供の頃、ザリガニ釣りに興じ、三角ベースで走り回っていたのは有栖川恩賜(おんし)公園だった。また、春になれば誰もが浮かれて花見に繰り出す上野公園も、正式名称は「恩賜上野動物園」である。「恩賜」――。 古めかしい言い回しだが、要は「身分の高いお方が、下の者に授けてくださったもの...

私が子供の頃、ザリガニ釣りに興じ、三角ベースで走り回っていたのは有栖川恩賜(おんし)公園だった。また、春になれば誰もが浮かれて花見に繰り出す上野公園も、正式名称は「恩賜上野動物園」である。「恩賜」――。 古めかしい言い回しだが、要は「身分の高いお方が、下の者に授けてくださったもの」という意味だ。身分制などとうに消え失せた現代において、公共施設に戦前そのままの名称が冠されていることに、私はどうにも拭いきれない違和感を覚えてしまう。いや、驚くのはそれだけではない。本書で初めて知ったのだが、宮内庁の予算には今なお「恩賜金」という勘定科目が存在するという。元を正せば我々が納めた血税であるにもかかわらず、配る段になると「恩賜」とは、ずいぶんと上から目線のネーミングではないか。 さて、本書はその菊のカーテンの向こう側、知られざる「皇室の家計簿」の詳細を、情報公開法という現代の武器を駆使して暴き出した一冊だ。無味乾燥な数字の羅列を、ワイドショー的な下世話さと、のぞき見趣味ギリギリの視点で組み立て直した著者の手腕には恐れ入る。真っ先に気になるのは「結局、彼らの収入と生活レベルはどれほどなのか?」という点だろう。 皇室のための予算「皇室費」は、宮廷費、内廷費、皇族費の三つに分かれる。このうち、いわゆるお小遣いにあたる「内廷費」が私的費用だ。驚いたことに、ここから宮内庁職員だけでなく、神事に関わる神官や巫女ら25名の人件費まで賄われている。しかもこの内廷費、労働の対価ではないという理屈から、所得税も住民税も一切かからないという。さらに、皇居や赤坂御所、各地の御用邸といった広大な土地・建物も、天皇家の私有財産ではなく「皇室用財産」という名の国有財産である。憲法八十八条の「すべて皇室財産は、国に属する」という規定により、原則として私有財産を持つことは許されない。「日本一の資産家」のような顔をして、実は「究極の持たざる者」として国の管理下に置かれている。 そんなパラドキシカルな皇室の実像が、本書には淡々と、かつ興味深く記されている。有栖川公園でザリガニを追っていたあの頃の私に、「あそこは国有財産なんだぞ」と教えてやりたい気分である。

Posted by ブクログ

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