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ディズニー「夢の工場」物語 日経ビジネス人文庫188
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本経済新聞社/ |
発売年月日 | 2003/08/01 |
JAN | 9784532191887 |
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ディズニー「夢の工場」物語
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4.3
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ウォルト・ディズニーの伝記と二十世紀アメリカの映像メディア史が綯い交ぜになったような感じ。ウォルトの情熱と強運が印象的。彼にとっては大恐慌も第二次大戦もライバルたちと差をつけるのに有利にはたらいた。白雪姫までアニメといえば数分の短編で,長編実写映画の前座として上映されてた。制作...
ウォルト・ディズニーの伝記と二十世紀アメリカの映像メディア史が綯い交ぜになったような感じ。ウォルトの情熱と強運が印象的。彼にとっては大恐慌も第二次大戦もライバルたちと差をつけるのに有利にはたらいた。白雪姫までアニメといえば数分の短編で,長編実写映画の前座として上映されてた。制作費は買い叩かれ,労働集約型の厳しい産業だった。質を落としがちな同業者に対して,ウォルトは人件費に投資し,高品質なアニメを目指した。その象徴がミッキーマウスだ。最初は無視されるもヒットすると引く手数多に。 ディズニーブランドはいまでも「子供にも安心して見せられる」だが,これはウォルトの厳格な性格に由来する。潔癖な彼は,性的な冗談や退廃を嫌い,自分の作品からもそういったものを排除した。それが戦争前後の時代にマッチして,ライバルのやや退廃的なアニメ表現が検閲で苦戦するのを尻目に売上を伸ばしていく。 ただ,成功ばかりでもなかった。ピノキオなどでは当初大きく損を出したし,労組との激しい角逐もあった。ウォルトは労組を嫌悪し,戦後になって共産主義の脅威が顕在化すると,徹底的に弾圧。反共の英雄として賞賛もされる。 戦後は,実写映画にも手を出し,独自の配給会社も設立。晩年の十年は周囲の反対を押し切って,ディズニーランドを実現させる。これはウォルトの純粋な情熱によって強行されたプロジェクトで,誰もが失敗すると思ってたらしい。でもマイホーム,郊外化,総中流化,モータリゼーションが開園前に急速に進み,ディズニーランドをビジネスとして成立させる条件が幸運にも出揃った。 ほんとにウォルトは強運の持ち主だ。実業家というのは,結局後から見て成功不成功がわかるもので,成功の秘訣というのは事前にはわからないんじゃないかという思いを強くした。もちろん情熱は必要条件だろうが…。 最後に有馬先生にちょっとダメ出し。『ドラえもん』を『ドラエモン』って表記するのはどうかと。それも再三。日本でメディア論をやってるのに何故まちがえるんだろ?校閲も気づけよ…。
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ディズニーができるまでの話がこの本に書かれています。最初に主要登場人物紹介も載っています。ディズニーが有名になるまでに、すごく苦労をしているんだと見て思った。最初のころはミッキーが全く人気がなく無視されていた事なども書かれていて驚いた。今では世界的に有名なのに、この時は全く興味が...
ディズニーができるまでの話がこの本に書かれています。最初に主要登場人物紹介も載っています。ディズニーが有名になるまでに、すごく苦労をしているんだと見て思った。最初のころはミッキーが全く人気がなく無視されていた事なども書かれていて驚いた。今では世界的に有名なのに、この時は全く興味がないなんて。この本には、そんな驚きの話が色々載っているので興味のある人は読んで見て下さい。
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ディズニーという、"企業"としての姿が見られます。 ディズニーの歴史、そしてアメリカのその当時の状況まで、経済的な話もからめてわかります。 ただ楽しい夢のお話ではなく、ちゃんと学び取ることもできる本です。ディズニー好きのみならず、読みやすいと思いますよ☆
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