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儲かる銀行をつくる 収益革命は必ず起こせる
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東洋経済新報社/ |
発売年月日 | 2003/08/02 |
JAN | 9784492681206 |
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儲かる銀行をつくる
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2003年当時、日本の金融機関が一番苦しい時代に書かれたもの。 外銀の施策を辿り、邦銀の改革の方向性を議論している。 10年以上前に著者が提言している改革の方向性を、日本の銀行は認識し、咀嚼し、実行に移し、そして成果を上げているのか、と言われれば、NOではないか。支店運営も大きく...
2003年当時、日本の金融機関が一番苦しい時代に書かれたもの。 外銀の施策を辿り、邦銀の改革の方向性を議論している。 10年以上前に著者が提言している改革の方向性を、日本の銀行は認識し、咀嚼し、実行に移し、そして成果を上げているのか、と言われれば、NOではないか。支店運営も大きく変わっていない。同質競争に陥り、マイナス金利の中、ようやくお尻に火がついて、人員削減、店舗の在り方議論が盛り上がってきているお粗末な状況。
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筆者は、 1990年代前半:新経営モデル創造の時代 1990年代半ば~2002年ぐらいまで:マネジメントとオペレーション改革の時代 2002年以降:トップライングロース戦略(新たな収益源獲得)の時代 と位置づける。 そして、新たな収益源獲得には、マーケティングイノベーション...
筆者は、 1990年代前半:新経営モデル創造の時代 1990年代半ば~2002年ぐらいまで:マネジメントとオペレーション改革の時代 2002年以降:トップライングロース戦略(新たな収益源獲得)の時代 と位置づける。 そして、新たな収益源獲得には、マーケティングイノベーションが必要だという。 ■マーケティングイノベーションで勝つための、7つの成功の鍵 ◆カスタマー・イノベーション ①創造的セグメンテーション :今までにないセグメンテーション -職種・業種軸でわけてみる(弁護士、医師、軍人など) -行動形態でわけてみる(価格を気にする人・しない人、詳しい人・素人) ◆プロダクト・イノベーション ②革新的パッケージング :顧客も気付いていない潜在的ニーズに応え、感動を届ける -フレクシブルビジネスローン(ホンコン・シャンハイ銀行) ・金利、利払い、元本払いのパターンを選択肢から選べる ・とっさの資金繰り難が生じたとき、返済を2ヶ月猶予) ③ニッチ :小さなセグメントでスキマ需要に応える -教会融資チーム(バンク・オブ・ザ・ウェスト) ④I&D(Innovation&Development) :商品開発。新商品を投入し続け、消費者の潜在ニーズを刺激 ◆チャネル・イノベーション ⑤POS :ポイント・オブ・セールス(銀行で顧客を待つのではなく、顧客が金融ニーズを感じる場所に入っていき、そのニーズに応える) -ネット上であらゆるサービスを提供→店舗不要(HVBグループのイモシーク) ⑥フランチャイズ :現場への大幅な権限委譲。エリアの顧客に合わせたサービス。 -スタッフ採用、マーケティング、キャンペーン、営業時間、店舗配置が自由 -コーヒー飲める、新聞読める、オムツ換えスペースを用意、等 ⑦ヒューマンタッチ :ネット、ATMにチャネルが移る時代だからこそ、逆に人間が営業 -中低所得者層への、小口個人ローンの直接販売 (感想) 銀行の新たな収益源について、いろんなヒントをもらえた。 「銀行が新たな収益源を確保するためには海外進出しかない」と思っていたが、ここで紹介されているような手法を通じて、内需を掘り起こすことも可能だとわかった。
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