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戦争倫理学 ちくま新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房/ |
発売年月日 | 2003/01/22 |
JAN | 9784480059826 |
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戦争倫理学
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戦争倫理学
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商品レビュー
3
15件のお客様レビュー
911の影響を強く受けて出された本だけど、改憲議論やトランプ政権のことを客観的に考えるガイドが欲しいと思い一読。
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[非熱狂の道標]時代とともに変化する性質とともに発展してきた戦争に関する倫理や思想。その流れを踏まえた上で、21世紀の国際社会が戦争について考えるために土台とすべき共通見解は何かを紡いだ一冊です。著者は、生命・環境等の倫理学を専門とし、ヘーゲルに関する研究で和辻哲郎賞も受賞されて...
[非熱狂の道標]時代とともに変化する性質とともに発展してきた戦争に関する倫理や思想。その流れを踏まえた上で、21世紀の国際社会が戦争について考えるために土台とすべき共通見解は何かを紡いだ一冊です。著者は、生命・環境等の倫理学を専門とし、ヘーゲルに関する研究で和辻哲郎賞も受賞されている加藤尚武。 戦争をめぐる思想史にも光を当てながら、なんとも重いテーマを前にして縦横無尽に思想を広げていく加藤氏の筆は圧巻。それだけに、執筆に当たっての時間が限られた中で、過去の作品の加筆・修正版を多く取り入れたためか、切り貼り的なつくりになってしまっているのは残念でした。 本書の中で特に興味深かったのは、東京裁判、特にパール判事の無罪論の真意を探ったところ。とかく感情論を避けながら、いわゆる「日本無罪論」とは何かについて論じている箇所は戦争倫理学そのものに興味がなくとも一読の価値があるかと思います。 〜世界中の「世論」が、戦争に向かって走り出したときに、踏みとどまって、世界が狂気に陥っており、自分こそが正気であると言えるために、私たちは自分自身の位置を正確に測定できるような、羅針盤を持たなくてはならない。それが「戦争倫理学」である。〜 なんとも新鮮な角度からの指摘でした☆5つ
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戦争をテーマに倫理学の立場からの考察をおこなっている本です。 新書なので分量的にやや厳しい制約がありますが、いちおう国家主権の絶対性という思想の来歴を紹介し、ロックからカント、ヘーゲルと、近代の思想家たちの戦争論を踏まえて議論が展開されています。また後半では、東京裁判におけるパ...
戦争をテーマに倫理学の立場からの考察をおこなっている本です。 新書なので分量的にやや厳しい制約がありますが、いちおう国家主権の絶対性という思想の来歴を紹介し、ロックからカント、ヘーゲルと、近代の思想家たちの戦争論を踏まえて議論が展開されています。また後半では、東京裁判におけるパル判決書や憲法9条などをテーマに、戦争と平和についての原理的な観点からの考察が展開されています。 比較的イデオロギー・フリーな立場からの、戦争についての倫理学的な考察の一端に触れることができたという意味で、個人的には有益な読書だったように思います。
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