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未来をつくる図書館 ニューヨークからの報告 岩波新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店/ |
発売年月日 | 2003/09/19 |
JAN | 9784004308379 |
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3.9
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ニューヨークの図書館の取り組みを紹介し、図書館の役割を改めて考える。 初版が2003年なので、インターネット普及状況などはいまとは違っていることもあるだろう。しかし図書館がどういうものなのか、という目指すものや考え方は今でも変わらないだろう。 まずは著者が滞在したニューヨークの...
ニューヨークの図書館の取り組みを紹介し、図書館の役割を改めて考える。 初版が2003年なので、インターネット普及状況などはいまとは違っていることもあるだろう。しかし図書館がどういうものなのか、という目指すものや考え方は今でも変わらないだろう。 まずは著者が滞在したニューヨークの図書館の取り組みが紹介される。 「公共図書館の役割は、市民が必要とする情報を誰もが得られるように扱うことだ。人間にとっていちばん大切な命や健康に関わる情報は、図書館が提供するものの中でも最も貴重なもの(P110意訳)」としている。 ●まだインターネットの普及率が低かった頃から図書館のパソコンでの情報提供を行っていた。それは利用者に自由に使ってもらうだけでなく、司書も利用者が必要なものにたどり着くために、様々なアプローチから情報を探し出せるようなルートを用意している。。 ●ニューヨークには様々な図書館がある。 ビジネス図書館、映像資料も充実している舞台芸術の図書館など。なお日本にも「専門図書館」は多数あります。 ●図書館のインターネットで利用者がビジネス展開することも許容している。公共としては、市民が失業したりホームレスになって社会保障のコストを掛けるよりも、自立してもらったほうが良いという考え方だ。 ●講座が充実している。朗読会のような楽しみのための集まりもあるし、法律相談やカウンセリングの講座もあるし、地元アーティストの展示会も行われる。「図書館は市民のために存在する」というあり方のもと、地元団体と交流したり、人口統計を調べたりして市民の必要を見つけて講座を組んでいる。実際に利用者はとても多い。 ●知識を広げ教養を高めくらし全般や地域に関しての実践的な情報を提供し、市民が情報を活用して新しいものを作り出す。 ●利用者に提供する情報は、病気や保険など、利用者自身の知的武装に役立つものもある。 医療情報を提供することにより、患者本人が医者と話し合って治療方法を探ってゆく。医者にとっても、全く無知で医者の言いなりになるよりも、正しい知識の元話し合える関係が築けるので歓迎なのだ。 ●テロのときにはすぐにテロ情報サイトを立ち上げたので、より地域の住民に信頼されるようになった。図書館を地域情報や地域交流の場にしている。引っ越ししたらまずは図書館に行くことも根付いている。 ●NYでは子供の教育を家庭・家庭・地域コミュニティで連携して行っている。地域コミュニティの拠点として公共図書館がある。 ●情報を公開するということは負の面もある。冷戦時代に旧ソ連スパイに使わrたり、同時多発テロメンバーが図書館のインターネットを使用していたことなどが分かっているんだ層だ。しかし「情報は諸刃の刃」ということを自覚しつつ、情報の自由な流れを優先することを選んでいる。 ●「公共」というと、日本でのイメージはお役所だが、アメリカでは市民が担うという考え。そのため図書館運営も市民が主体であり、個人や財団による寄付も多い。 ●インターネットが発達してデジタル社会になった今こそ図書館が必要!図書館は「個人的に読みたい本や資料を借りる」だけでなく、情報発信やコミュニケーションの中心となる。 ●「平和のためには過去の過ちを詳しく知ることが必要」 充実したサービス ・印刷物、電子情報、チラシ、歴史記録、過去に遡って体系的に蓄積 ・膨大な情報の中から適切なものを選び、アクセスしやすい検索システムを構築 ・市民の情報活用能力や情報環境の育成 ・出会いの場所を作り、新しいビジネスや知的活動の場 ・著作権やデジタル化の新しい動きに対して民主的な情報環境づくりを行う
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日本で理解されやすい分館の充実だけでなく、いわゆる芸術支援・ビジネス支援といった専門図書館的な図書館も持ち合わせているニューヨーク公共図書館。日本の図書館を進化させるためのヒントが報告されている。
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素晴らしい図書館だった。本を貸すだけではない、学びの場の提供。そして、その価値を市民がわかってるからこそ寄付が集まる。寄付をとりに行っている。 人と人とを繋ぐ場所 人を呼び込むためのさまざまな講座の開設 今必要な情報をまとめて発信 育児に悩む親の応援 社会貢献の場の提供 真似...
素晴らしい図書館だった。本を貸すだけではない、学びの場の提供。そして、その価値を市民がわかってるからこそ寄付が集まる。寄付をとりに行っている。 人と人とを繋ぐ場所 人を呼び込むためのさまざまな講座の開設 今必要な情報をまとめて発信 育児に悩む親の応援 社会貢献の場の提供 真似したいことが山ほどある 能動的な図書館 ユニバーサルサービスで行政とは独立して運営できてるところが感動的。 図書館だけじゃなく、カフェや畑でも、こういう学び合いの場所をたくさん作っていきたい こういう場所は絶対必要だ! そう言えば自分自身はあまり図書館を利用してこなかったな。 数年前に子どもの読み聞かせイベントがあったので訪れたことがあり、日本でも助け合いの場として頑張ろうとしてるんだろうが、まだあんまり普及してないってことかな。
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