1,800円以上の注文で送料無料
あの頃日本は強かった 日露戦争100年 中公新書ラクレ
  • 中古
  • 書籍
  • 新書
  • 1226-26-01

あの頃日本は強かった 日露戦争100年 中公新書ラクレ

柘植久慶(著者)

追加する に追加する

あの頃日本は強かった 日露戦争100年 中公新書ラクレ

定価 ¥792

330 定価より462円(58%)おトク

獲得ポイント3P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社/
発売年月日 2003/10/10
JAN 9784121501066

あの頃日本は強かった

¥330

商品レビュー

3

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/11/24

本書は日露戦争からちょうど100年後に当たる2004年に書かれたものだ。筆者の柘植(つげ)久慶氏が幼い頃に、まだ周りにいた祖父や曾祖父等の世代から従軍経験などを聞ける時代であった。太平洋戦争に敗れ日本が鬱屈した暗い時代にある中で、日露戦争とそれに続く日清戦争の勝利の記憶が国民の中...

本書は日露戦争からちょうど100年後に当たる2004年に書かれたものだ。筆者の柘植(つげ)久慶氏が幼い頃に、まだ周りにいた祖父や曾祖父等の世代から従軍経験などを聞ける時代であった。太平洋戦争に敗れ日本が鬱屈した暗い時代にある中で、日露戦争とそれに続く日清戦争の勝利の記憶が国民の中に、自分たちはまだやれるという明るい話題として残っていた頃だ。日本は太平洋戦争に敗れ、本書が書かれる2004年時点に於いても、戦後GHQのウォーギルドインフォメーションプログラムに基づく再教育の影響が連綿と残り、アメリカに対しては対等な友好関係よりも従属主義に徹している様に感じることもあるだろう。国際会議の場においては常にアメリカの顔色を伺い、沖縄においては膨大な基地負担を国民が負う。確かに戦争を放棄した日本が自衛の単独軍隊のみで、大陸中国やロシアや北朝鮮の様な好戦的な国を相手にするのは無理がある。安全保障条約の下、日米韓が協力してこれら極東の軍事バランスを維持する方が合理的だから、ある程度は致し方ない状況だと言える。そういった意味では、日本もアメリカの軍事・威嚇力を利用しているとも言える。だが経済的にも躍進した中国に一気に追い抜かれ、円安影響もあってかGDPではドイツに抜かれた。昔は世界一の高取得と言われた日本人も、一人当たりの所得では先進国の中では低位に下がりつつある。金持ち日本人はごく僅かの成功者を除き、平均的には諸外国に比べ賃金も安い。それでも未だ物価が安いから生活に困窮するまではないにしても、少子化や燃料高影響で、今後数年は止まることなく上昇するだろう。 そんな資本主義を主体とした世界の中で、経済的にも弱さを見せる日本に、かつて日露戦争時に世界を驚愕させた様な強さは、最早残っていないのだろうか。本書は幼かった頃の「強い」日本を知る筆者が、当時強いと言われた日本の実態とその理由について書いたものである。 明治維新を経て確実に軍事力を始めとした国力を上げつつあった日本が、国際的に見れば未だ未だ極東の中級国家と言われた頃。何よりアジアは西欧諸国の植民地として、白人の利益のため蹂躙されていた頃である。周辺諸国との間には数多くの火種を抱えており、特に列強が狙う中国での権益は重要であった。その中国は「眠れる獅子」として未だ軍事力としては未知なる存在であったが、日本は日清戦争においてこれを難なく打ち破る。三国干渉の憂き目に遭い、経済的な利益は限定されるも、当時日本を知る一部の海外通からは、いずれ日本が世界の列強と肩を並べる存在になると危惧されていた。その矢先に勃発するロシアとの戦争。世界の多くの人々からは日本がロシアに戦いを挑むなどは所詮無理・無謀な話とされたが、結果は日本の勝利。この日露戦争時の日本が如何に強かったか、個々の軍人たちの優秀さも際立っていたが、それ以外にも軍事的に強化が続けられてきた軍隊そのものの優秀さ、それを支える武器、そしてフランス式からドイツ式に置き換えられた戦術など、あらゆる面で日本の強さに言及していく。確かに現代線の様に科学技術と各国との連携が重視されるよりも、ある程度は局地的な部隊の強さと指揮官の能力に頼る面は大きかった。だがそれを支えたのが、日本の教育の凄さや、その後の日本からは信じ難い諜報力があった事には驚く。その後、太平洋戦争時には情報戦で圧倒的に弱さを露呈した日本ではあるが、日露戦争当時にそうした力を発揮する強さがあった事に率直に驚く。 本書では日本の強さを裏付ける事になる各国の観戦武官の言葉や、それを伝える軍事郵便の事についても触れている。単なる戦局の展開だけでなく、兵器、対外関係、謀略戦、兵士の士気や教育の高さなど、総合的に日本の強さを描いていく本書を読むと、現代日本の再浮上のヒントを得られるかもしれない。何より自信を失い、将来に対して希望を失った若い世代にも読んで頂きたい内容だ。かつて世界の列強に挑み、これを撃破して世界を震撼させた日本。その後のアジアの民族意識に火をつけた日本がいた事を知る事で、新しい時代に於いて日本が為せること、為すべき事が見えてくるかもしれない。

Posted by ブクログ

2018/06/01

『あの頃日本は強かった-日露戦争100年-』 柘植久慶 著 いつの世も、先を見通すことの出来る将と、精神論を振りかざして多大な犠牲を生む将がいるな。 思えば『踊る大捜査線』の名台詞「事件は会議室で起きてんじゃない、現場で起こってんだ!」はどの時代にも当てはまるんだな。 児玉源太...

『あの頃日本は強かった-日露戦争100年-』 柘植久慶 著 いつの世も、先を見通すことの出来る将と、精神論を振りかざして多大な犠牲を生む将がいるな。 思えば『踊る大捜査線』の名台詞「事件は会議室で起きてんじゃない、現場で起こってんだ!」はどの時代にも当てはまるんだな。 児玉源太郎、大山巌、開戦前から終戦後の処理も考える者がいれば乃木希典の様な者もいるわけだ。 本書は随分と中国、ロシアのこき下ろし方が随分な印象が否めないが... 軍事郵便の章は中々に興味深いものがありました。 数千、数万の死傷者が出ながらも、この「手紙」ってのは機能してたんだな。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品

履歴をすべて削除しました