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中村文則(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2003/03/25
JAN 9784104588015

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商品レビュー

3.5

44件のお客様レビュー

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2024/03/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

うーーーん、世界観が強烈、、 大学生の男が川辺で銃を拾い、銃に人格を変えられるほど魅せられてしまう。 銃自体に人格を感じて愛情すら出てきて途中猫を撃ち殺し、最後には隣人を撃とうと計画するも断念。銃を捨てに行く途中で結局見知らぬ男を殺してend。 基本一人称視点の主人公の思考を垂れ流しているので途中読んでいて、息が苦しくなりました。 どこかハサミ男に似た雰囲気を感じました

Posted by ブクログ

2024/01/17

雨が降る日、川の橋の下で拳銃自殺した人を見つけた「私」。死体の右腕から少し離れたところにあった銃に魅了され、銃を持ち帰る。興奮し喜びで満たされながら銃を持ち歩くが、やがて撃ちたくなり… 一人称で書かれています。始まりの数ページは主人公像がわからないので少し読みにくかったけれども...

雨が降る日、川の橋の下で拳銃自殺した人を見つけた「私」。死体の右腕から少し離れたところにあった銃に魅了され、銃を持ち帰る。興奮し喜びで満たされながら銃を持ち歩くが、やがて撃ちたくなり… 一人称で書かれています。始まりの数ページは主人公像がわからないので少し読みにくかったけれども、徐々に引きこまれていきました。 「私」の名前がトオルだとわかるのは、本の半分を過ぎてから。恋人の名前はヨシカワユウコと片仮名表記のみ。人への興味のなさが文字からも伝わってきました。 心の声がそのまま表現されているということを差し引いても、「私」の性格の違和感が半端ない。 ルックスが良く、頭もよく、人当たりがいいが、心はどこにも全くない。人の気持ちがわからず、わかろうともしないがどういう態度をとればいいかが分かっている。そういう人間だからこそ銃への固執と偏愛ぶりが、違和感なく読めてしまいます。そして、結末は、そう終わるか!という感じです。私なら…と読み終わっても一人称の世界から抜け出せずにずっと考えています。私なら、銃を拾わずにいられるか…この本を読んだ今なら、拾ってしまうかもしれません。

Posted by ブクログ

2020/02/12

銃を拾ったことからどんどんその魔力に取り憑かれて破滅していく物語。観念的で少し古い精神世界なのが気になるところ。

Posted by ブクログ

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