アフリカの王(下) 講談社文庫

伊集院静(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社/
• 発売年月日: 2003/04/15
• JAN: 9784062737081

商品レビュー

2024/10/17

つまらなかった。
長々と読んで後悔。
オチも感動もなにもない。
独りよがりで大昔の『男のロマン』か長大な宣伝。

2017/05/30

全体を通してすごい不思議な物語。それは褒め言葉としての意味が大きい。物語が不思議すぎて、先の展開が全く読めなかったので、気になって読み進めた。マラウイで。
アフリカ好きなら絶対読むべき価値ありだと思う。特に、男の人は主人公の考えに同感することも多いと思う。

哲学的な文章が随所随所に出てくるのがこの本の面白みだと思う。
主人公や登場人物は個性にあふれていて、それぞれの想いがはっきり描かれていたのがよかった。
前編と後編は登場人物は同じもののやっていることは全然違う。個人的には、前編の方が好きである。後編はスケールのでかさと物事のうまく行かなさが面白いが、前編の日常にあるやりたいことと仕事上の制約やしがらみとのもやもやを感じるところがよかったかなと。

この本は、以下に警鐘を鳴らしているんじゃないかと感じている。
日本人は仕事を一生懸命にやってるが、夢を見る人が少ない。
本来の森羅万象の在り方を考える機会が少ない。
過去や決まりに縛られている人が多い。
それをのんびりしている国民性を持ちがちなアフリカと対比させたのだと思う。著者は、日本の人特に若者に対して訴えたい内容を書いたのかもしれない。

今の仕事や世の中に疑問を持っている人には絶対読んでもらいたい、そんな本。

2013/05/24

雑誌編集者をやめた十三がいよいよケニアにロッジを立てる。夢を追いかけて実現していく仮定での楽しさ、苦しさ、すべてが冒険。夢のような話だが、ムパタ・サファリクラブはケニアにできあがった。伊集院静ほどこの物語の書き手として最適な人はいないのではと思わせる。