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量子の宇宙のアリス 現代科学が開いた新しい世界を体験する
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量子の宇宙のアリス 現代科学が開いた新しい世界を体験する

ウィリアム・B.シェインリー(編者), 中村康之(訳者)

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量子の宇宙のアリス 現代科学が開いた新しい世界を体験する

定価 ¥2,640

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 徳間書店/
発売年月日 2003/02/28
JAN 9784198616441

量子の宇宙のアリス

¥770

商品レビュー

4.3

5件のお客様レビュー

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2012/03/20

 アリスが量子の世界に迷い込んだという設定で、初心者に現代科学を分かりやす解説してくれます。  ファンタジー風味になった現代科学は(ちゃんと勉強したら難解なのでしょうが)とても面白く、読み切りのように幾つもの章に分かれているので読みやすくなっています。  数学系の本にありがちな小...

 アリスが量子の世界に迷い込んだという設定で、初心者に現代科学を分かりやす解説してくれます。  ファンタジー風味になった現代科学は(ちゃんと勉強したら難解なのでしょうが)とても面白く、読み切りのように幾つもの章に分かれているので読みやすくなっています。  数学系の本にありがちな小難しそうな数式も出てきませんから、数式アレルギーの方にも安心して読んで頂けます。

Posted by ブクログ

2008/11/01

「不思議の国のアリス」をモチーフにして、アリスが量子論に関わる様々な科学者に出会い、量子の世界を旅するという物語。たしかに、アリスの世界観は、量子力学に支配される、摩訶不思議な世界と共通している部分が多くある。ルイス・キャロルは、後世に現れる、量子論が創造する世界を直感的に理解し...

「不思議の国のアリス」をモチーフにして、アリスが量子論に関わる様々な科学者に出会い、量子の世界を旅するという物語。たしかに、アリスの世界観は、量子力学に支配される、摩訶不思議な世界と共通している部分が多くある。ルイス・キャロルは、後世に現れる、量子論が創造する世界を直感的に理解していたのかもしれない。 概観的に、様々な立場を持つ科学者が入れ替わりで登場するけれど、それぞれの理論については、詳しい解説は省かれているので、量子力学の入門書としてはあまりふさわしくない。 一度、別の本で量子力学についての解説を読んだ後に、その世界観を実感するためにこの本を読むという味わい方が、一番楽しめるのではないかと思う。 アリスはせき込んで尋ねた。「ということは、あそこにいる女の子はみんな、実はあなた一人の分身で、いっぺんに何人もの友達と付き合えるということ?どうしてそんなことができるの?」 「それはね」と少女が笑った。「わたしが可能性だからよ。そしてほかの大勢の少女たちは、わたしがもっている別の可能性。この量子の国ではそれが当たり前なの。無限の数の可能性として万物が存在してるのよ」 なんて魅力的な考えなんだろうとアリスは思い、これまで想像したこともないイメージが頭の中を駆けめぐった。(p.68) 「もうわかったと思うがな、人生のなかで出会う事物(モノ)というのは人が思っている以上に面白いものさ。ボームの国じゃあ量子的とか古典的とか言ってみてもはじまらない、物質と精神のあいだに区別はないからだ。だって万物はただひとつの巨大な運動なんだから。コペンハーゲン派のお友達と話すときは、そのことを忘れなさんな」(p.99) 「学問というものが成立して以来、それはずっと男の遊び道具だったわ。いや、正確には青二才の遊び道具だった。自然の摂理をのぞき見ようとする青二才の遊び道具よ。実験物理学の父といわれるフランシス・ベーコンは自分のあみ出した新しい方法を評して、自然を拷問台にのせて自然の秘密をあばく方法だと言っている。男の学問は自然を理解しようとするのでなく、自然を操ろう、操ろうとしているのよ。支配力を得たいがために右往左往する。」(p.125) 「そうね、この列車にも車輪くらいあると思うわ、それは確かよ」とアリスが言いきった。 「調べてもいないのに、どうしてわかるのです?」とバークレー。 「当たりまえのことを聞かないでよ。いま証明してあげるわ」とアリスは窓から身をのりだして、下方を指さした。 「あそこに車輪があって回ってるわ」と言ってふたたび座席に腰かける。「わかったでしょう、わたしは間違ってないわ」 バークレーは顔をほころばせ、あらためて尋ねた。「どうしてわかるのです?」 「だって車輪を見たからよ」 「窓から外をのぞいたときに車輪が見えた。ですが、いまは車輪を見ていない。それなのにまだ車輪がそこにあるとどうしてわかるのですか?」 「そんなことで一杯食わそうたってだめよ。車輪はまだそこにあるに決まってるわ」 「よろしければその理由を教えていただけませんか。なぜでしょう?」 「理由が聞きたいの?理由は・・。理由はね、もしそこに車輪がなければ列車が走っていないはずだからよ。だってこの列車に揺られていること自体、つじつまが合わなくなるじゃない。わたしが見たときにだけ、車輪がそこに出現するなんてことになったら」とアリス。(p.141)

Posted by ブクログ

2007/12/27

宇宙や自然科学に興味を持つきっかけとなった本です。 他の量子の世界をイメージするときこの本の一節を思い出したりします。

Posted by ブクログ

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