1,800円以上の注文で送料無料

漂蕩の自由 中公文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

漂蕩の自由 中公文庫

檀一雄(著者)

追加する に追加する

漂蕩の自由 中公文庫

定価 ¥880

440 定価より440円(50%)おトク

獲得ポイント4P

残り1点 ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社/
発売年月日 2003/08/25
JAN 9784122042490

漂蕩の自由

¥440

残り1点
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

レビューを投稿

2023/10/31

なんとなく美食の旅の記録みたいな体裁に誤魔化されてしまうけど、狂った無頼派という補助線を引くと、著者の異常性が浮かび上がってくる。海外に出かけて飛行機降りた途端に市場に特攻して見知らぬキノコを買いまくるとか、どう考えても異常者。どちらかというと海外で異常性が発揮されるので、海外の...

なんとなく美食の旅の記録みたいな体裁に誤魔化されてしまうけど、狂った無頼派という補助線を引くと、著者の異常性が浮かび上がってくる。海外に出かけて飛行機降りた途端に市場に特攻して見知らぬキノコを買いまくるとか、どう考えても異常者。どちらかというと海外で異常性が発揮されるので、海外のことが書かれた後半の方がより無頼。 前半は普通にユーモア豊富な無頼派グルメ紀行で、こちらも楽しく読んだ。自国のサツマ汁がおいしそう。

Posted by ブクログ

2022/04/13

漂蕩って美しい言葉だなあ。風に吹かれてあちらこちらへ思うがままに世界中さすらうなんてのは、女の身でなくても、今の時代には難しいだろうな。ネットがあれば「明日のことはわからない」なんて言えない。 檀一雄氏が世界中をさすらった思い出の寄せ集め。ニューヨークでは安宿の窓に足を垂らして...

漂蕩って美しい言葉だなあ。風に吹かれてあちらこちらへ思うがままに世界中さすらうなんてのは、女の身でなくても、今の時代には難しいだろうな。ネットがあれば「明日のことはわからない」なんて言えない。 檀一雄氏が世界中をさすらった思い出の寄せ集め。ニューヨークでは安宿の窓に足を垂らして座り、コーンフレークでバーボン飲んで、おしっこ垂れ流し(爆 まだ貧しく遅れた中国の見聞。 「マラケッシ」の市場での描写がいい。 「アラブの町の迷路は歴史とか時間とかをとろかしつくした、抽象の人間の流れに思われて、切ないほどの空漠が感じられたものだ」 そんな心持ちになってみたいような、なりたくないような。

Posted by ブクログ

2016/07/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ノリは時代が近いせいか、金子光晴の三部作そっくり。オンナにだらしないトコとか、刹那的な割に妙に楽天的なトコとか。ただ、各編が続いてなくて、断続的。ポルトガルの次はニューヨークで韓国で次はパリ、って調子。しかし、コーンフレーク入り牛乳とバーボンを両手にって、素敵過ぎる食生活…(≧∇≦)

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品