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死者を侮るなかれ 文春文庫
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死者を侮るなかれ 文春文庫

ボストン・テラン(著者), 田口俊樹(訳者)

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死者を侮るなかれ 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2003/09/10
JAN 9784167661489

死者を侮るなかれ

¥605

商品レビュー

3.1

9件のお客様レビュー

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2010/05/28

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汚れた世界を生き抜くため、母娘は刑事を殺した──はずだった。だが十年後、生還した刑事が現れ、復讐劇の幕が切って落とされた

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2025/01/11

「過去はおれたちのまわりで常に変化している。そんな過去に自分を所有させちゃいけないよ」 母親に所有されることから抜け出し、生き残り、ガールがクウィーンになろうとする話。それぞれが、コントロール、抑圧、トラウマ、過去から自分を取り戻し人生を解決しようとする話。その目論み...

「過去はおれたちのまわりで常に変化している。そんな過去に自分を所有させちゃいけないよ」 母親に所有されることから抜け出し、生き残り、ガールがクウィーンになろうとする話。それぞれが、コントロール、抑圧、トラウマ、過去から自分を取り戻し人生を解決しようとする話。その目論み、思惑、行動が絡みあいすれ違い“最悪”に向かっていくような犯罪小説。やっぱり解決しない物語。ボストン・テランは「音もなく少女は」で一回仕上がり切ると思っているんだけど、2作目のこれも素晴らしいと思うのです。 「不確かでも受け入れるしかないとしかおれには言えない。あるいは、抱きしめるしかないとしか」 読み難さや読む進め辛さは、その文章の魅力にもなる、とボストン・テランのUnderratedな気がする2作目を再読して思う。景色、状況の描写にも、内面や思索、記憶にも、比喩と詩情のベールを幾重にもかけ、静寂や沈黙にまで言葉と意味を与えていくような文章。数行ごとに読み返し、過剰にも思えるベールを少しずつ剥がしながら、みえてくる意味を考え、興奮とわからなさを「受け入れ」「抱きしめ」て付箋を立てていく。必然的にゆっくり読むことになる。“物語”は、つまずき、立ち止まりながら読み進めることにもになってしまうけれど、そこにも、そこにこそ文章を読むことの魅力と選択肢がある。そしてその先には、最後の数十頁、センテンスから一行のなかでも目まぐるしく場面も状況も転換していく、ベールも突き破りそうな疾走感とグルーヴ、何度読んでも感じる興奮があって、その後の静かなエピローグを読みながら感じるのは、文章と物語、双方からのカタルシス、かもしれない。ため息が出る。やっぱりこの小説は大好きだと思った、それに「いろいろと選択肢を与えてくれてありがとう。」 「シェイは居間の床に寝そべって、『マイ・シークレット・ラブ』の形のない悲しいムードにひたっている。音楽という血を流し、失われた希望をその血で埋めている。ステレオ・ディスプレー・ランプが黒い天井に小さな星を散らせ、その光が彼女を剥き出しの標的にしている。」 何度目かの再読でようやく辿りついた小説内で印象的に2度流れる曲は、映画のサウンドトラックからの一曲だった。検索からスムーズな流れでインターネットで買ってしまったCDを聴きながら、付箋を辿りつつまた頁を捲る。この読書はもう少し続くぽい。

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2021/03/18

テランの2作目。『音もなく少女は』以降の作品はハズレがなかったが、デビュー作の『神は銃弾』も本書も、ハズレではないが好みではなかった。理由は単純で“暴力的すぎる”から。昔はこの手の話が大好きだったのだが……。誤解のないように書いておくが、好みではないがおもしろかった。ジャンキーな...

テランの2作目。『音もなく少女は』以降の作品はハズレがなかったが、デビュー作の『神は銃弾』も本書も、ハズレではないが好みではなかった。理由は単純で“暴力的すぎる”から。昔はこの手の話が大好きだったのだが……。誤解のないように書いておくが、好みではないがおもしろかった。ジャンキーな母親に支配される娘、罠にはめられ死にかけた男、広場恐怖症のジャーナリストなど、魅力的なキャラクターたちが活躍(?)する。

Posted by ブクログ

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