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元気がなくてもええやんか
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 青土社/ |
発売年月日 | 2003/08/30 |
JAN | 9784791760572 |
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元気がなくてもええやんか
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著者、森毅さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。 ---引用開始 森 毅(もり つよし、1928年1月10日 - 2010年7月24日)は、日本の数学者、評論家、エッセイスト。京都大学名誉教授。専攻は、関数空間の解析の位相的研究。「一刀斎...
著者、森毅さん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。 ---引用開始 森 毅(もり つよし、1928年1月10日 - 2010年7月24日)は、日本の数学者、評論家、エッセイスト。京都大学名誉教授。専攻は、関数空間の解析の位相的研究。「一刀斎」と号した。 ---引用終了 で、本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 このごろ、みんな元気で盛りあがろうと無理しすぎている気がする。人それぞれ、元気がない人もいて当然なのに。いいかげんにゆるやかに、不安の時代をのりきるための、森流ノホホン処世術。別冊『サライ』掲載等をまとめる。 ---引用終了 本作に登場する人物の生年没年を見ておきます。 湯川秀樹(1907~1981) 柄谷行人(1941~) 森毅(1928~2010)
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元気を出そうとか、「正常」でいようとか、「浮き沈みをあくそう」とか、やっていると、かえって苦しくなる。「今」の自分を責めてしまいそうになる。 森さんの本を読んでいると、元気がなくてもないなりの一日があるのだということを思った。元気がないことをどうにかするのではなくて、元気がない...
元気を出そうとか、「正常」でいようとか、「浮き沈みをあくそう」とか、やっていると、かえって苦しくなる。「今」の自分を責めてしまいそうになる。 森さんの本を読んでいると、元気がなくてもないなりの一日があるのだということを思った。元気がないことをどうにかするのではなくて、元気がないのなら、ないなりに、一日をどうやり過ごすのか、そういうことをしていきたいと思った。 目的とか目標があるから、なんか今の不調を責めてしまうわけで、そんなのもともとないものとして、その日その日の気分や体調で、やれること、なんとなくひかれることをやっていけば良い 元気がない、調子悪いは、結構。そういう自分を責めない。 その時、その時の、「最適」というものがあるんだと思う。それをひとつの尺度や、理想などから見て、無暗やたらに調教したり、判別するもんじゃない。その時その時の状況に、その状態から向き合っていくことだけ。 〇以下引用 元気を強制されているような抑圧を感じてしまう どの部屋にも重症の結核患者がいて、友人のうちの何人かは、山の診療所に行ったきり帰ってこなかった。ところが戻って来た連中は、なぜか長生きをしていて、そのころに元気だった友人が早く死んでいたりする 世間全体に健康強迫のきらいがあるのも気に入らぬが、たまに病院にいったとき、病院が健康を目標にしすぎているのが困る、 →いつでも「理想の私」でいようとするところが自分にはあるが、そうではなく、尻をたたくのではなく、こういう浮き沈みの中にも、その都度の最適をみれるようでいたい。 知識量の多い友人や頭の回転の速い友人がいっぱいいた。そうしたものはたいしたもんじゃない。人間の知とは、もっとその身に備わる芸の味のようなもの 人生というものは、どうせあちこちに空白があって、まだらになっている。その空白のところへ、時代の季節からアイデアが舞い込んできてくれる。きまった形で世界を閉じて仕事に打ち込んでいるときには、めったにアイデアはやってこない。アイデアをお迎えするには、心に空白を伴っておかねばならぬ せっかく年をとったのだから、元気など出さなくて良い 山の中でじっと休んでいるだけ。青春の二年か三年をむだにしていると言われたものだが、彼らはゆとりのために貯金をしていた 枠を気にしていたほうだ 昨日の自分と明日の自分が同じかはわからないが、さしあたりは今日の自分を生きるよりあるまい。 ぼく自身は日ごとの移り気がないほうだと思うけれど、日によってまったく異なった人格が出現する人だって珍しくない →一元的な指標で自分をだけだと思ったりしない。ひとそれぞれ。 ★そのころの若者はよく勉強したと言われる。しかしそれを未来に役立てる可能性はほとんどない。これは案外に本質的なことで、老人の現在と共通している。いまなにか本を読んでも、それを役立てる可能性はまずない。役に立つかなんて考える気もないのが老人のゆとり 数学にのめりこんだこともあるが、一日に三時間で、一週間ぐらいが限度 〆切まで徹夜でがんばっていいものがうまれるのは僥倖。たいていは、ふとしたアイデアのコンセプトと、それを展開するレトリックのセンス。 ★なにかにのめりこむのも、若者の特性。それはたいていうまくいかぬ。うまくいくのは天から降って来たアイデアの方。 協調性がなくて、仲間意識が苦手。協調性と社交性は違う。協調性は同文化共同体への参入、社交性は異文化とつきあうバランス 時代からずれているからこそ、中年をうまく生きられた 自分のミスの癖に気付いたり、考え方の不足から今後の方向付けを知ったりするのが大切 思い通りの成功より、思いがけぬしっぱい
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森さんが雑誌などで発表したエッセイをまとめた一冊。まずタイトルからして良い!森さんの落ち着いてるんだけど、前向きに世の中だったり生き方を見るスタンスって憧れるなぁ!文体が柔らかいあたりも良かった!読んでて気持ちが楽になる一冊!
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