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人間不平等起原論 岩波文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 1982/11/01 |
| JAN | 9784003362327 |
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人間不平等起原論
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商品レビュー
3.5
18件のお客様レビュー
人間の不平等の起源とその社会的影響について深く考察された作品で、著者は歴史を通じて人間がどのように自然状態から離れ、法や社会構造によって不平等が生まれたのかを描いています。特に、法が不平等の確立に寄与した点が印象的であり、現代社会における人間関係や思考の在り方についても示唆を与えています。ルソーは、我々が他者の意見に依存し、自己の思考が他者との同一化に基づくことを指摘し、個々の独立性が失われている現状を批判しています。彼の視点は、現代に生きる私たちにとっても重要な問いを投げかけており、社会の中での自分の位置や役割を再考させるきっかけとなります。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
専制社会における人間…
専制社会における人間の悲惨なのだ、とルソー(1712‐78)は論じ、同時代の社会と文化を痛烈に批判した。いまも現代人に根元的な思索をうながしてやまぬ書。
文庫OFF
現代社会が生きづら過ぎて、資本主義や現代政治を叩くため(半分ジョーク半分本気)に超久しぶりに再読。 ところが、自分を慰めるために読んだはずが、ルソーから俺が叩かれて鼓舞される形に。 なんか今このタイミングで読んで良かったなと思わされた。たまたまだけど。運だなあ。 人間には自然...
現代社会が生きづら過ぎて、資本主義や現代政治を叩くため(半分ジョーク半分本気)に超久しぶりに再読。 ところが、自分を慰めるために読んだはずが、ルソーから俺が叩かれて鼓舞される形に。 なんか今このタイミングで読んで良かったなと思わされた。たまたまだけど。運だなあ。 人間には自然によって定まる身体的な不平等と、社会的あるいは政治的不平等と呼ばれるような二つの不平等が考えられそうで、その後者の起源を探っていくという内容の本。 自然状態(未開人)の特徴などを丁寧に吟味した結果、それまでの社会契約論とかなり別方向に展開されたのが特徴なのかな? めっちゃざっくり、超解釈しながら追うと ①自然人 自己愛と自己改善能力を持っていて、それによって同胞を憐れむ能力を獲得する。その結果利害関係を理解して、家を作って家族を設立するようになる。 ②遊牧生活 家族+村落レベルの共同体で、共産的な生活を営む。共同生活を行なっている関係で余暇が増え、歌と踊りなども流行り、自己愛が自尊心へと変化していく。そのため侮辱という概念も生まれて、それに対する(力による?)復讐も生まれる。 ルソー曰く、ここが人類の黄金時代らしい。原始社会と現代社会のちょうど中間点らしさがある。 ③鉄と小麦の時代 ←ギルティー 偶然が重なり鉄が加工できるようになり、農業と冶金が始まる。それにより土地の分配や余剰が生まれ、私有財産制が始まって不平等の源泉となってしまった。 富者と貧者が生まれることで、支配と屈従、暴力と掠奪が始まった。ここに至って、少数の富者が暴力から自分の身を守るために、社会契約を俗衆に向けて説くことで政治社会が成立する。 ④政治社会 為政者という強者とそれに従う弱者、それが推し進められて主人と奴隷という不平等がさらにはびこるようになる。 現代社会の虚業がかなり好きでなく、実業としての農業を俺はやるんだ!と息巻いていたが、その嫌いなはずの現代社会を生み出したのが農業であるというジレンマに陥り死んだ。 付録の中で、「原始社会に戻りたいって意味ですか?」的な手紙へのルソーの返事で、「惜しみはするけど、もう戻れないよ。」ってあってそれも原始を称賛する俺に刺さってしまった。 結局は所与の「自分」と「世界」の責任を引き受けて実存しろって話なんだなあ。結構「世界」というか「社会」を受け入れる器が足りてなかったなと感じた。マジで初めて、資本主義の中で労働頑張ってみようかなとほんの少しだけ思えた。 「つまり、未開人は自分自身の中で生きている。社会に生きる人は、常に自分の外にあり、他人の意見の中でしか生きられない。」P129
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ルソーは、不平等の起源こそ示しはしたが、我々がそれに対してどう向き合うべきかについては明確な答えは出していない。 それはそのはずで、我々は先述したように法なき社会にはもう戻れないし、或いは仮に専制君主を打ち倒したとしても、そこにいる 人間はもう自然状態にあったあの無垢な独立した人...
ルソーは、不平等の起源こそ示しはしたが、我々がそれに対してどう向き合うべきかについては明確な答えは出していない。 それはそのはずで、我々は先述したように法なき社会にはもう戻れないし、或いは仮に専制君主を打ち倒したとしても、そこにいる 人間はもう自然状態にあったあの無垢な独立した人間では決してないからである。どういうことかと言えば、ルソーが、現在の我々について 常に自分の外にあり、他者の意見の中でしか生きられないと評しており、より詳しく言えばラカンが、先述した鏡像段階理論は一つの 例えでしかなく、思考においても人が何かを思考した時、その何かを考える材料は全て前提の言語、知識、つまり他人の考えの元に成り立っている のであるから、思考するということは、他者に同一化するのと同義であると述べているようなことである。本書から、現時点で私が 何かを引き出せるとすれば、やはり「法」が不平等の確立に最後の一押しとしての役割を担ったという点だろう。
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