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文学の墓場 20世紀文学の最終目録
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/ |
発売年月日 | 2003/09/05 |
JAN | 9784048972116 |
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文学の墓場
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
副題は「二十世紀文学の最終目録」。 フランスの大型書店フナックとル・モンド紙上で 1999年に6000人により投票されたランキング。 主催者側が作成したリストから選ぶ形式だったそうで、 その辺のバイアスはかかっているかな。 フランス人作家は国内ではメジャーなんだろうけど、 ワールドワイドには知名度低い人が何人もランクインしているし、非・フランス人作家はやけに大作そろい。 その辺はさておいて。この人、めっちゃ毒舌で爽快! 気になるランキングは・・・ 50位 『ナジャ』アンドレ・ブルトン 49位 『アクロイド殺し』アガサ・クリスティー 48位 『軽蔑』アルベルト・モラヴィア 47位 『冗談』ミラン・クンデラ 46位 『偉大なギャツビー』フランシス・スコット・フィッツジェラルド 45位 『悪魔の陽の下に』ジョルジュ・ベルナノス 44位 『バスカヴィル家の犬』アーサー・コナン・ドイル 43位 『人生使用法』ジョルジュ・ペレック 42位 『海の沈黙』ヴェルコール 41位 『悲しみよこんにちは』フランソワーズ・サガン ほ~ら、続きが知りたいでしょ?w
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フランス人が選ぶ「20世紀の名著」ベスト50をレビューしようというTV番組のまとめ。著者のフレデリック・ベグベデも小説家である以上にテレビマンのようで、まぁそこそこ人気だったんじゃあないのかしらん。こうしておしゃれな装丁で本ができるくらいなので。 未邦訳の作品が1つ2つで...
フランス人が選ぶ「20世紀の名著」ベスト50をレビューしようというTV番組のまとめ。著者のフレデリック・ベグベデも小説家である以上にテレビマンのようで、まぁそこそこ人気だったんじゃあないのかしらん。こうしておしゃれな装丁で本ができるくらいなので。 未邦訳の作品が1つ2つで、あとは「異邦人」「失われた時を求めて」「ロリータ」「星の王子さま」「チャタレイ夫人の恋人」「薔薇の名前」「ゴドーを待ちながら」「禿の女歌手」と日本でも比較的有名な作品が並ぶ。元々がテレビプログラムであることもあって、問題は『視聴者のレベルがどのへんか』なんですが、これがまた結構格調高い感じ。文学の解説の拡張を落とすところなく、なんとかベグベテの語り口だけでショウにしようという戦法をとったらしい。視聴率はどれくらいだったんだろう。 日本人が考えるような「TVショウ」ではないのです。もっとテレビが価値判断を持ってるなぁと思った。莫迦から銭を巻き上げようって感じではなくて、ちゃんと教養のある人相手に見世物を用意しようという気概も能力もあるのだ。TVを作る側にも。 よって、翻訳というフィルターもあろうが、これほど読んでから頭になんにも残らない本も珍しい。「ロリータ」の解説に何が書いてあったかとかもうちょっと覚えててもよさそうなもんなんですが。なんか飯くいながらテレビ見てて、ああなんとなく面白いなぁって思って、はたしてどんなことやってた、ということはあんまりよく覚えてないみたいな。 そういう意味ではテレビ的な一冊でした。もっと読む側にフランス的なウイットの基礎教養があったらもっと楽しめたろう。 そういう気はします。
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