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アメリカの反知性主義
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | みすず書房 |
| 発売年月日 | 2003/12/24 |
| JAN | 9784622070665 |

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商品レビュー
4.1
14件のお客様レビュー
【訳者について】ANTI-INTELLECTUALISM IN AMERICAN LIFEの訳語は「アメリカ人の生活における反知識人的風潮」が適切ではないか?反知性主義ならAnti-intelligencismmか、Idiocracyという言葉もある。なぜ印象操作と見られかねない...
【訳者について】ANTI-INTELLECTUALISM IN AMERICAN LIFEの訳語は「アメリカ人の生活における反知識人的風潮」が適切ではないか?反知性主義ならAnti-intelligencismmか、Idiocracyという言葉もある。なぜ印象操作と見られかねないラディカルな訳語を選択したのか。他にも、人民民主主義(ルビに「ポピュラー・デモクラシー」)Popular democracyなら人気者民主主義だろう。本書ひとつを取ってみても不思議なことが多すぎる。 【本書の内容について】とはいうものの、内容そのものとしては読む価値のあるものである。知識人・アンチ知識人についての切り口で、アメリカ政治史を通史として描写する著者の力量は大したものである。アメリカ政治権力とついては離れる「知識人」レッテルの持ち主が、政治に対して良好に関与したこともあれば、うまくいかず、不当に罵倒されたり、不当に持ち上げられたこともあったことが具体的事例に沿って語られる。第五部において語られる、知識人が為した悪行のひとつと目される、シカゴで発達した教育学の自己陶酔についてはいまだ解決されていない現代的な問題でもある。個人の発達に着眼した人文教育そのものとしては必要であることは異論できないため、いまだ解決されていないだけあって難しい問題である。結論での知識人を政治に参画させ続けるためにはどうすればいいのか、については身につまされる問題である。日本では外形上「知識人の政治参加」を実現するために、貴族階級がお友達をニセ知識人にでっち上げてやってる感のみ演出することに成功し、結果として知識人の生産まで退廃に向かうという悲惨な進路を辿った。現在おそらく解決策と目されているであろう、足元の自由な経済で、自ら必要を見つけ出し、自ら学習し、自ら知識人に成る者が発生し、それを当を得た時に、今後とも発掘することを続けられるかは、ホフスタッターが不安に感じていた当時と同じく不確定である。しかしながら、どのような才能が将来必要になるかは、本来的に予測不可能である。絶対の確信・安心することを手放し、自由な経済に任せなければならない。また端緒を発見したら、自らコミットして議論に参加させる必要もある。またそのようなものを十分養っておくために、自由な経済を豊穣に保っておく必要があろうというのが今現在、私に見えている結論である。 【反知性主義について】真に反知性主義らしきものも本書に登場する。超越主義である。
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1960年代に書かれたアメリカの反知性主義の本。 まず、ここで述べる反知性主義とは、高等教育を受けた者による啓蒙的ムーブメントに対する反発であり、反教養主義、反アカデミズムと言った方が近いと思う。 ヨーロッパの貴族主義に対する反発、民主主義重視による人民を中核に据えたがる姿勢、...
1960年代に書かれたアメリカの反知性主義の本。 まず、ここで述べる反知性主義とは、高等教育を受けた者による啓蒙的ムーブメントに対する反発であり、反教養主義、反アカデミズムと言った方が近いと思う。 ヨーロッパの貴族主義に対する反発、民主主義重視による人民を中核に据えたがる姿勢、開拓とともに発展したマッチョイズムなどが、上記の知性的なものに対する反発を生み出した。 この反知性主義を、アメリカ史の宗教、政治、実業、教育の各側面においての影響を解説しているので、反知性主義がアメリカ的精神と、最早抜き難く一体化していることがよく分かる。 一方で、反知性主義の攻撃対象となる知識人の側からも分析を行い、体制側に順応するもの、反発して孤高を気取るものを取り上げている。なお、前者後者ともに手放しで評価はしていない。 ベトナム戦争前の本なので、ベトナム戦争によるアメリカの文化的シフトがどのように影響したかが語られないのは残念である。 また、2024年の大統領選でなぜトランプが勝ったか、カマラ・ハリスが負けたかがよく分かる。カマラ・ハリスは、反知性主義に嫌われる知識人ムーブメントを取っていたりゃそりゃ負けるわ。 また、昨今のトランプによるハーバード大攻撃も、象徴としての反知性主義ムーブメントと考えれば納得できる。 なお、本書の訳者について個人的に知っているが、最終章の知識人の解説部分が、実業家から教育者を目指し、おそらく知識人に対して憧れを持つ訳者のなにかに触れたのではないかと思う。
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現代アメリカの政治と社会(’24) https://www.ouj.ac.jp/kamoku/kyouyou/C/syakai/ https://ameblo.jp/yasuryokei/entry-12848331869.html
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