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日本唱歌集 岩波文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2003/01/15 |
| JAN | 9784003109212 |

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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
明治以降の音楽教育において重要な役割を果たした唱歌を収録した本書は、約150篇の楽曲を通じて日本の音楽文化の変遷を感じさせます。明治維新に伴い導入された新しい学校制度の中で、洋楽を基にした楽曲が子どもたちに歌われ、育まれてきた背景が詳しく解説されています。「蛍の光」や「故郷の空」といった名曲は、実は多くが海外の民謡を元にしていることに驚かされます。また、著名な作詞者たちによる美しい歌詞も魅力の一つです。現在、唱歌が学校教育から姿を消しつつある中、過去の文化を知り、次世代に伝えたいという思いが強く感じられます。読者は、懐かしさや新たな発見を通じて、唱歌の持つ価値を再認識できることでしょう。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
有名な手遊び唄「むすんでひらいて」が、フランスの哲学者ルソーによる作曲であるというのは、比較的よく知られている話かもしれません。 しかしそれ以前に、この曲が「見渡せば」という唱歌として歌われていたということは、あまり知られていないのではないでしょうか。歌詞は「見渡せば、あおやぎ、花桜、こきまぜて……」と始まります。 1884年に発表されて以来、卒業式の定番曲である「仰げば尊し」の原曲は、Song for the Close of Schoolというアメリカ発祥の曲であるというのも、意外な事実かもしれません。 「汽笛一声新橋を……」の歌い出しで有名な「鉄道唱歌」の歌詞は、少なく見積もっても334番まであり、すべて歌うと約1時間30分かかるそうです。 かくいう具合で、明治・大正・昭和にかけての粒ぞろいの唱歌が150余りも収録された一冊が、この『日本唱歌集』です。出典は文部省唱歌(尋常小学校唱歌)や『唱歌選集』などが中心となっています。 楽曲は発表年代順に収録されており、読み進めながら時代ごとの空気を感じ取ることができます。 明治初期あたりはまだ穏やかな雰囲気ですが、日露戦争が勃発した頃から軍歌などが流行し始め、ラインナップも次第にきな臭くなっていきます。そして第二次世界大戦終戦後になると、「軍国的な」歌詞がことごとく検閲され、ようやく現代の童謡と呼ばれるような作品が多く現れるようになります。 時代が時代なので当然ではありますが、この頃の唱歌の歌詞は外来語がきわめて少なく、日本語本来の美しさを感じることができます。 個人的には、音楽は歌詞の意味をあまり考えず、メロディそのものを楽しむタイプなのですが、本書に収録されている唱歌の歌詞には、考えさせられるものが数多くあります。特に「戦友」や「七里ヶ浜の哀歌」の歌詞の重みは圧巻です。 また、曲ごとに編者による解説が付いているのも素晴らしい点です。耳馴染みのある曲でも、本書の解説を読んでから改めて聴いてみると、以前とはまったく違った印象を受けます。 というわけで、ぜひ音楽アプリやYouTubeなどで音源を聴きながら読み進めてみてください。 一曲ずつ律儀に聴きながら読み進めていったため、読了するまでにはかなりの時間を要してしまいました。しかし、本書に収録されている楽曲の9割以上は、何らかの形で音源を聴くことができました。便利な時代になったものです。 自分の本棚の中でも、とりわけ好きな一冊です。読めるし聴けるしで二度おいしい。個人的には滝廉太郎の曲が大好きなので、「花」や「箱根八里」が収録されている時点でもう最高です。表紙の「浜辺の歌」の挿絵もいい味を出していて、実にエモい。ああ、もう全部ひっくるめてこの本はメロい! 本当に「メロ」いです!!
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古書店で購入。…というか、現行品がまだあると知らなかった! 私が買ったのは昭和42年(1967)2月10日発行第12刷で、何とスピン(しおりになるヒモ)がついてる。調べてみたら岩波文庫は昭和45年(1970)にスピンを廃止したそうだ。私が文庫本を読むようになった頃には既について無...
古書店で購入。…というか、現行品がまだあると知らなかった! 私が買ったのは昭和42年(1967)2月10日発行第12刷で、何とスピン(しおりになるヒモ)がついてる。調べてみたら岩波文庫は昭和45年(1970)にスピンを廃止したそうだ。私が文庫本を読むようになった頃には既について無くて、 『スピンがあるのは新潮文庫だけ』 という読書好きの共通認識が出来上がっていた気がする。 内容は明治以降の音楽教育で使われた『唱歌』を発表順に並べたもの。「うさぎ」や「花」など現在でも当たり前のように使われる曲もあれば、時代の流れに押し流され、消えてしまった曲も多い。 個人的には明治17年(1884年)3月と早くに発行された「あおげば尊し」が多くの学校で歌われなくなっているのが残念。いいメロディなのに。もったいない。"歌詞が旧くて今の子どもには意味が分からない"というのがよく言われる理由だ。確かに歌詞の世界観が、現代には合致しなくなったのは事実。ただ、"歌詞が旧い"という理由は昔から納得いかない。だって、「故郷」だって「荒城の月」だって旧い。そもそも『古文•漢文などを学習する理由を否定することになる』と、ず〜っと思ってました。 …ちなみに、今の学校の卒業式には「旅立ちの日に」という素晴らし過ぎるほど良い曲があるので、そんなに強いこだわりがある訳ではありません。あしからず。
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今日,お茶屋さんの前を通ったら「今日は八十八夜です.おいしいお茶を飲みましょう」という張り紙がしてあった.家に帰って,その話をして「茶摘」を歌うと,「そんな歌知らない」と子供たちが言う.いつの間にか唱歌の伝統は断絶していたのであった.久しぶりにこの本を開いてみると,「茶摘」は明治...
今日,お茶屋さんの前を通ったら「今日は八十八夜です.おいしいお茶を飲みましょう」という張り紙がしてあった.家に帰って,その話をして「茶摘」を歌うと,「そんな歌知らない」と子供たちが言う.いつの間にか唱歌の伝統は断絶していたのであった.久しぶりにこの本を開いてみると,「茶摘」は明治45年に初出.それから100年たって,私の中にまだ生きている.
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