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多情多恨 岩波文庫
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多情多恨 岩波文庫

尾崎紅葉(著者)

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多情多恨 岩波文庫

定価 ¥1,133

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2003/04/18
JAN 9784003101476

多情多恨

¥990

商品レビュー

4.3

7件のお客様レビュー

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2010/05/28

言文一致運動黎明期の…

言文一致運動黎明期の傑作。絢爛たる文体で綴られる、亡妻を想う男の悲哀と滑稽。

文庫OFF

2024/05/16

主人公・鷲見柳之助が、幕開けから幕引きまで泣き通しなのには驚いた。もう泣かなくていいだろう、もういいだろうと思いながら読んでいたら、とうとう読み終わってしまった。 丸谷才一の巻末の解説にもそれが書かれていて、やはりこの、主人公が、しかも明治の漢が泣き通すというのはよっぽど異様らし...

主人公・鷲見柳之助が、幕開けから幕引きまで泣き通しなのには驚いた。もう泣かなくていいだろう、もういいだろうと思いながら読んでいたら、とうとう読み終わってしまった。 丸谷才一の巻末の解説にもそれが書かれていて、やはりこの、主人公が、しかも明治の漢が泣き通すというのはよっぽど異様らしい。 解説によれば、この男の主人公が泣くということ自体、欧米小説ではありえないらしく、その点とても日本らしいとか。欧米の小説で読んだことのあるのはハリーポッターとドストエフスキーくらいなので、正直相場がわからない。中国の詩は結構泣いていると思うが、解説にもあるし、吉川幸次郎なんかも解いている通り、そもそも中国の文学は恋愛を扱わない、少なくとも恋愛が主題になることはほぼない。その意味からも、男の主人公が恋愛で泣くというのは世界的にみて少しあるいは可也珍しいらしい。 そうなると、外国人が本作を読んだらどう感じるのか気になる。そもそも翻訳する時点で翻訳者は相当に苦しむのではないかと思う。 しかし、この主人公、現代に生きていれば統合失調症か発達障碍の類の一言で片付けられて終わりだろうな。あの時代だから、変人でも能力買われて仕事には就けたけど、今の世の中は当たり障りのない人間が得をする社会。その意味で現代小説では書けないタイプだと思う。

Posted by ブクログ

2022/12/04

近代日本文学はここから始まり、一つの通過点に至った…。口語を活かした落語のような軽快な語りで綴られる、友情と機敏とペーソス。

Posted by ブクログ

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