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脳は美をいかに感じるか ピカソやモネが見た世界
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 日本経済新聞社 |
| 発売年月日 | 2002/02/25 |
| JAN | 9784532149604 |
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脳は美をいかに感じるか
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商品レビュー
3.6
13件のお客様レビュー
本書は、脳や神経が美術に対し如何に反応し、追及していくものかを医学的な分野から解読しようとするものである。しかしながら、自然のなりぬきとして「脳の内なる世界の中のモデル画家の描くモデルは、外界における見ることができるものの中で、脳がよく観察し、類別化しているものから主に得られるも...
本書は、脳や神経が美術に対し如何に反応し、追及していくものかを医学的な分野から解読しようとするものである。しかしながら、自然のなりぬきとして「脳の内なる世界の中のモデル画家の描くモデルは、外界における見ることができるものの中で、脳がよく観察し、類別化しているものから主に得られるものである。」脳は外界の物理的真実の単なる受動的な記録者なのではなく、独自の法則とプログラムに従って視覚像の生成に携わる能動的な参加者なのである。そしてそれこそがまさに芸術家が美術に与えた役割であり、一部の哲学者が絵画に求めた役割なのである。ギョーム・アポリネールがキュブズムについて述べた言葉を借りれば「視覚の現実ではなく、本能と直感が画家に与えたものから借用してきた、新たなアンサンブルを描く美術」が存在するのである。本書は、ロンドンの大学神経生物学教授ゼキ博士による、脳、なかでも特に視覚情報過程に関する研究成果に立って、絵画の創作や鑑賞のメカニズムを考察したものである。 ピカソの絵を見て、一体何を意味するものかを首をかしげた経験はないだろうか。日ごろ見ているものと同じでないと「解らない」と感じてしまう私たちは、目に見える物のかたちだけで信じない写真信奉者になってしまっている。しかし物のかたちに囚われていては、心の焔を燃やす人の内面までは理解できない。心の焔を燃やす人と火焔が同じだと、かたちを超えて普遍的に存在するものを発見したい。
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『脳は美をいかに感じるか』というタイトルから期待される、アートが「私たちを感情的に混乱させたり、高揚させたり」(P415)するメカニズムについては語られていない。ただ、アートという、謂わば特定の何か(色とか形とか…)に偏って表現されたものを通して、「見る」という脳の機能をとても分...
『脳は美をいかに感じるか』というタイトルから期待される、アートが「私たちを感情的に混乱させたり、高揚させたり」(P415)するメカニズムについては語られていない。ただ、アートという、謂わば特定の何か(色とか形とか…)に偏って表現されたものを通して、「見る」という脳の機能をとても分かりやすく解説している良書。 何よりこの手の本に有りがちな翻訳による読みにくさがないのは秀逸。翻訳した人凄い!
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アートの世界と脳を中心とする視覚情報処理過程を繋いだスリリングな書で、まだ未解明な問題もあるが、脳科学の進展とアートの発展が結び付けられているのも興味深い。図版も魅力的。 (第2閲覧室 所蔵 491.374/Z)
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