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じつは、わたくしこういうものです
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2002/02/14 |
JAN | 9784582829921 |
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じつは、わたくしこういうものです
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商品レビュー
4.2
85件のお客様レビュー
月の光をこっそり売るのを仕事にする「月光密売人」、まだ実がなっていない樹木を見て、そこから取れる果実を数える「果実勘定士」、ひたすら白いシャツだけを作り続ける「白シャツ工房」、なんかあったらシンバルを鳴らす「警鐘人」など、18の仕事について、それを生業とする人たちの語りを、その...
月の光をこっそり売るのを仕事にする「月光密売人」、まだ実がなっていない樹木を見て、そこから取れる果実を数える「果実勘定士」、ひたすら白いシャツだけを作り続ける「白シャツ工房」、なんかあったらシンバルを鳴らす「警鐘人」など、18の仕事について、それを生業とする人たちの語りを、その人物や仕事道具の写真とともに紹介した本。もちろんこれらは架空の、実在しない職業で、これらはもともとは雑誌に連載されたものだそうだ。 それぞれの人物が写真で載っていて、その人の語りをそのまま書き起こした、という形式になっている。肩肘張らずに読める本で、おれは仕事で疲れて帰って来ても、寝る前に何人分かずつ読んでいけた。こういう人生もありなのかな、でもおれには絶対できないけど、という感じ。あとおれだったら、この本に載るような人たちのような、ある意味での余裕、というものが欲しいな、と思ったりした。警鐘人の話の中で、「人の心が内に向かって閉じてしまうのが、たぶん、この世でいちばん危険なことです。この世界には、いつでもどこでも『外』があるんですよ。そして、いつでもそこに、ありとあらゆる驚異がある。」(p.130)という言葉は大事にしたい。関係ないけど、この18の職業に出てくる人たちのほとんどは自分より年齢が下ということ(設定)に、なんかちょっと考えてしまう。あと全ての最後に、この写真で演じている人物たちが本当はこういう人、ということで、役者ではなく本当に普通の人(1人小川洋子さんがいたこと以外は)で、こういう人、ということが紹介されているのも楽しかった。(26/06/09)
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2024-6 なにかの紹介で知って気になっていた本。 月光を売る人、小さな小さな音楽を奏でる人、ものごとのどちらが良いか指し示してくれる人…架空の職業のかたがどんな仕事をしているか?をインタビューのようなかたちで書いてあります。 やさしい本でした。 幼稚園や小学生くらいの子ど...
2024-6 なにかの紹介で知って気になっていた本。 月光を売る人、小さな小さな音楽を奏でる人、ものごとのどちらが良いか指し示してくれる人…架空の職業のかたがどんな仕事をしているか?をインタビューのようなかたちで書いてあります。 やさしい本でした。 幼稚園や小学生くらいの子どもたちへの読み聞かせによさそう。思わず音読したくなる本でした。
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岸本佐知子さんの著作で、クラフト・エヴィング商會の名前は目にしていましたが、著者としての作品を読むのは初めてでした。 コンセプト、文章、人物の写真、架空の世界を表現するために写真に収められた小物のクオリティ、全体のベースになっているユーモアの感覚…どれも最高だと思います。 巻...
岸本佐知子さんの著作で、クラフト・エヴィング商會の名前は目にしていましたが、著者としての作品を読むのは初めてでした。 コンセプト、文章、人物の写真、架空の世界を表現するために写真に収められた小物のクオリティ、全体のベースになっているユーモアの感覚…どれも最高だと思います。 巻末に、本作で架空の人物として登場する方々の正体(?)の紹介がありますが、実際にはプロのモデルなどでなく、著者と一緒に仕事をする身近な人だったりするのですが、それが「こういう人本当にいそう」という感じを絶妙に作り上げています。
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