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偽薬 講談社文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2002/02/15 |
| JAN | 9784062733649 |
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偽薬
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製薬系の企業小説が読んでみたくてチョイス。 ちょっと時代設定が古いのですが、 古き良き時代?の製薬業界のドロドロが書かれていてとても面白いです。 今は、こんな営業をMRがしていたら、逮捕ものですが、 昔はこんな感じだったんだなぁ…とか、 お医者さん(特に大学病院の)も倫理的に素晴...
製薬系の企業小説が読んでみたくてチョイス。 ちょっと時代設定が古いのですが、 古き良き時代?の製薬業界のドロドロが書かれていてとても面白いです。 今は、こんな営業をMRがしていたら、逮捕ものですが、 昔はこんな感じだったんだなぁ…とか、 お医者さん(特に大学病院の)も倫理的に素晴らしい人もいたんだろうけど、 権力におぼれた人多かったんだろうな…とか(まさに白い巨塔の世界!)、 色々と感じるところがありました。 薬を世に出すプロセス(臨床試験)も結構細かくも分かりやすく書かれていて、 とても参考になりました。 僕は専門家や業界の人ではないので、ちゃんと理解しているわけではないですが、 このプロセスは今も大きくは変わっていないはず。 小説を通じて、大まかな流れが理解できたのは、 僕にとってはとても良かったです。 江波戸さんの企業小説は、過去ちょっとだけ読んだことがあるような気がしていて、 その時はそこまでハマらなかったのですが、この小説は結構面白かったです。 最後のオチがやや無理があるな…とも感じつつ、 でも一定の面白さを担保してくれていて、 純粋な小説としても楽しめるのではないかと思います。
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