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遊牧民から見た世界史 民族も国境もこえて 日経ビジネス人文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 日本経済新聞社 |
| 発売年月日 | 2003/01/06 |
| JAN | 9784532191610 |
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遊牧民から見た世界史
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遊牧民から見た世界史
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商品レビュー
4.1
13件のお客様レビュー
遊牧民を中心に据えた視点から世界史を再考することで、従来の定住民中心の歴史観を覆す新たな地平が開かれます。著者はスキタイや匈奴、モンゴルなどの諸民族とその帝国を新しい資料をもとに鮮やかに描き出し、歴史の見方に新たな視座を提供しています。特に、遊牧民と中国王朝との関連性や、民族と国家の形成についての洞察は、読者に深い思索を促します。固定観念を捨て、アジアやユーラシアの多様な歴史を楽しむことができる一冊です。コラムも豊富で、内容に幅を持たせつつ、読者を飽きさせない工夫がなされています。古さを感じる部分もあるものの、歴史を多角的に捉える楽しさを味わえる貴重な作品です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
遊牧民という立場から…
遊牧民という立場から世界史を見てみると、学校で習うようなヨーロッパなど主体の世界史感覚とは違ったものが見えてくる。
文庫OFF
昔この本を読んで、今まで知っていた歴史とは違う地平が開かれる思いで興奮したのを覚えています。 今、中央アジアへの関心から改めて読み返すと、やはり30年近く前の本だけに相応の古さを感じますが、それでも面白く読みました。そんな点をいくつか。 まず、この先生のご専門がモンゴル史なだけに...
昔この本を読んで、今まで知っていた歴史とは違う地平が開かれる思いで興奮したのを覚えています。 今、中央アジアへの関心から改めて読み返すと、やはり30年近く前の本だけに相応の古さを感じますが、それでも面白く読みました。そんな点をいくつか。 まず、この先生のご専門がモンゴル史なだけに東アジアの動向が中心になります。導入部の中央ユーラシアの地理を概観するくだりはやや退屈でそれを過ぎたペルシャとスキタイの戦争も面白くはあっても盛り上がりはもうひとつ。それが匈奴と漢の抗争に入ったとたん、筆が活き活きと走り出して文章の調子が全然違う。読む方も自然と楽しく読めました。その後もどちらかと言うと東アジアの草原世界と中華世界の不即不離の関係が中心に話が展開して、モンゴルによる世界帝国へとつながります。 モンゴル時代は陸のネットワークに加えて、イスラムと南宋の海上ネットワークを元が活用強化した陸海の通商ネットワークが、ユーラシア全体に展開する広大なモンゴル各国をつないだ、というところが、面白かったし、その実態がどういうものであったのかと想像が膨らむ思いでした。 王朝ごとの中国史もそれなりに面白いと思いますが、そうじゃないんだ!という作者の思いもよく出ていて、今更ですが、やはり歴史は見る立場によって全然違うなあと改めて思いました。 しょっちゅう出てくるコラム(全体の1/3くらいあるかも)も、脱線というより話に幅とふくらみが出ていて楽しく読めました。 少し古くなっていますが、ユーラシア史のおおまかな掴み、という感じで、やっぱりよい本だと思いました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
・筆者は中立的な立場を貫けているのか? 筆者の仮想的は「文明主義」であった。これまで遊牧民はこの「文明主義」的な前提の基、軽蔑の的になってきた。すなわち、これまで文明主義というフィルターを通してしか遊牧民が考えてこられなかったことに問題意識を感じているのである。だからこそ、筆者は遊牧民の歴史的に果たした役割やその文明の高さを再評価しようとした。しかしながら、本書全体を通してであるが、あまりに遊牧民側に立ち過ぎてはいないだろうか。遊牧民が「野蛮」でないこと、またその文明の高さを示すだけにとどまらず、杉山は西欧文化への批判も随所で行っている。むしろ西欧の方が野蛮であるし、後進地域であったと幾度も述べている。しかしながら、その批判はどれも説得力に欠けると思う。例えば、杉山は核兵器の発明を以て西欧は「野蛮」であると断罪する。しかしその時、「野蛮」とはいかなることなのかについての言及はない。実際に核兵器が現代社会においてある種の均衡をもたらしたという考えもあり得るし、むしろ拷問のような残虐な行為を「野蛮」だと感じることもあるだろう。また、資本主義の発展についても、モンゴル帝国が資本主義発展に果たした役割は概ね納得できた。だが、西欧の視点が不十分であると言わざるを得ないし、資本主義とは何かという重大な議論が抜け落ちている。当然、市場経済の発展と資本主義はことなるという考えもありうるはずである。マックス・ウェーバーのように資本主義の発展をある精神 の発展だとみなす考えもあれば、ポランニーのように「万物の商品化 」とみなす論者もいる。自らを中立的な立場とするのであれば、このような西欧の議論も踏まえる必要があったのではないだろうか。それをせずに、西欧の後進性や野蛮性を批判することは、従来の文明主義と本質的にはあまり変わらないと言わざるを得ない。
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