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縄文人になる! 縄文式生活技術教本
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縄文人になる! 縄文式生活技術教本

関根秀樹(著者)

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縄文人になる! 縄文式生活技術教本

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 山と溪谷社/
発売年月日 2002/01/25
JAN 9784635258043

縄文人になる!

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2014/01/28

縄文人はどんな生活をしていたのか。 火を起こして、石斧で漁をして、縄文土器を作って・・・と、おおよその想像はつきますが、それを実際に体験してみるというおもしろい試み。 ボーイスカウトの発展形かしらと思いましたが、日本には実際に縄文式生活を送る「縄文さん」という人がいると知りました...

縄文人はどんな生活をしていたのか。 火を起こして、石斧で漁をして、縄文土器を作って・・・と、おおよその想像はつきますが、それを実際に体験してみるというおもしろい試み。 ボーイスカウトの発展形かしらと思いましたが、日本には実際に縄文式生活を送る「縄文さん」という人がいると知りました。 三重の名家の当主だったのが、50代で縄文人になることを決め、たった一人で竪穴式住居を作ったのだとか。 すごい人です。 おそらく、家督を子供に譲ってのことでしょう。 伊能忠敬のようなその半生が気になります。 その格好はまさにタイムスリップしてきた古代の人間。板についています。 縄文人と弥生人の特徴がリスト化されており、見た目的には、縄文さんは弥生人タイプ、そして著者の方が縄文人タイプでした。 あの時代の人は火をおこせて当然だと思っていましたが、縄文人や、現在のアフリカの少数民族は、実際にはめったに火をおこさなかったとのこと。 一旦起こした焚き火を絶やさず、火種を保存しておいたそうです。 毎回摩擦で火をおこすのは、やはり古代人でも大変ですね。 石を尖らせて作った石器は、鉄のナイフより血のりや脂がつきにくいのだそう。 獣や大型魚を解体するにも全く不便を感じないのだそうです。 鋼鉄の斧は、当時使われていた石斧のおよそ四倍の性能だとのこと。 一万年のブランクがあっても、斧のクオリティは四倍にしか上がっていないということで、そう思うと、ずいぶん彼らが身近に感じられてきます。 縄文時代に布は編んで作られ、縄文ポシェットの作り方も紹介されています。 編布台での編みこみを、去年体験したことを思い出しました。 生活作業の一つ一つに目を向けてみれば、まさに現代につながる人間のベーシックな行動が見えてきます。 こうした知識は、今でもアウトドアに十分活用できているもの。 手作業でのものづくりや、不測事態のサバイバルライフに直面した時にも活かせるでしょう。 縄文さん(山崎三四郎氏)は、自宅に縄文博物館を開いているとのこと。 また、著者が理事をつとめる「古代発火法検定協会」なるものがあるなど、おもしろそうな情報が得られました。 アウトドアで物足りなくなったら、思い切って縄文ライフを送ってみるのも楽しそう。 そうした体験宿泊施設ができればいいなと思います。

Posted by ブクログ

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