1,800円以上の注文で送料無料
怪奇探偵小説名作選(1) 小酒井不木集 恋愛曲線 ちくま文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫
  • 1225-03-02

怪奇探偵小説名作選(1) 小酒井不木集 恋愛曲線 ちくま文庫

小酒井不木(著者), 日下三蔵(編者)

追加する に追加する

怪奇探偵小説名作選(1) 小酒井不木集 恋愛曲線 ちくま文庫

3,520

獲得ポイント32P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介 内容:恋愛曲線. 人工心臓. 按摩. 犬神. 遺伝. 手術. 肉腫. 安死術. 秘密の相似. 印象. 初往診. 血友病. 死の接吻. 痴人の復讐. 血の盃. 猫と村正. 狂女と犬. 鼻に基く殺人. 卑怯な毒殺. 死体蝋蝋. ある自殺者の手記. 暴風雨の夜. 呪われの家. 謎の咬傷. 新案探偵法. 愚人の毒. メジュ-サの首. 三つの痣. 好色破邪顕正. 闘争
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2002/02/06
JAN 9784480037015

怪奇探偵小説名作選(1)

¥3,520

商品レビュー

4.8

5件のお客様レビュー

レビューを投稿

2010/05/28

怪奇探偵小説傑作選の…

怪奇探偵小説傑作選の第一巻。医学者でもあった作者は、医学の知識とミステリを上手く融合させた。どの作品も切ない雰囲気を漂わせている。

文庫OFF

2026/03/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

掲載作品(恋愛曲線/人工心臓/按摩/犬神/遺伝/手術/肉腫/安死術/秘密の相似/印象/初往診/血友病/死の接吻/痴人の復讐/血の盃/猫と村正/狂女と犬/鼻に基く殺人/卑怯な毒殺/死体蝋燭/ある自殺者の手記/暴風雨の夜/呪われの家/謎の噛傷/新案探偵法/愚人の毒/メヂューサの首/三つの痣/好色破邪顕正/闘争) どれも濃ゆい。そして不木の方が先輩ではあるが、乱歩と同じ香りをぷんぷん感じる。彼が医者なのもあって、全ての話に医者や医学が関わっていたので、そういう点ではバリエーションは豊富ではない。彼の好きなのが、失明する系、妊娠していた系、などパターンが見えてきた。 医学の道を生きた不木であるが、色んな話で医学の限界を分かっていたことが読める。例えば『人工心臓』では、病気の妻を人工心臓によって救おうとするが、心臓のポンプとしての機能は作ることができても、感情が失われてしまい、絶望する話である。『印象』では妊娠中の妻が夫を苦しめるために、浮世絵の青鬼を見続け、その容貌の子供を産もうとする。これは夢野久作の『押絵の奇蹟』を思い出させた。そして医学の限界を知ると共に、論理では片づけられない神秘的な世界への憧憬?が見られると思った。乱歩は耽美でエログロだが、不木の作品は手術シーンとかも多く、リアルなグロさと、恋愛要素が絡みがちで、耽美な世界は描かれない。印象に残った作品を軽く載せると、『遺伝』は恋仲になった女の両親の死を探る話で、最後の「死刑の宣告を受たる婦女懐胎なるときは其執行を停め分娩後一百日を経るにあらざれば刑を行ず」(←平仮名部分の原文はカタカナ)の終わり方が秀逸。6頁ほどの短編だが、納得感が高く展開がうまい。『手術』は医者が、子宮繊維腫と診断した患者の子宮摘出手術を講習生に見せる。ところが、医者は手術中に誤診だったことに気づき、患者は妊娠までしていたが、皆のいる手前もはや引けない状態になる。医者は患者の三カ月ほどの胎児を誰にも気づかれぬように取り、握りしめて手術室から去る。容態がただならなくなった患者の手当をするために主人公は医者を探しに行くと、医者は先ほどの胎児を食べ、口が真っ赤に染まったままニヤッと笑う。医者はミスがばれることを恐れ、何とか隠そうとし、遂には発狂してしまう。人間心理が良く現れていて、そして恐ろしくて印象に刻まれた。『痴人の復讐』は、先輩の医者と患者にバカにされ続けた医者が彼らに復讐をする話だ。病気の眼の代わりに患者の健全な眼を先輩の医者に摘出させて患者を盲目にするとともに、責任感の強い先輩の医者を自殺させる。目の手術というぞわぞわ感覚的に痛い感じが何とも言えないし、目が見えなくなり、暗闇を一生生きないといけなくなる恐怖、そして取り返しの付かない感じが恐ろしい。『死体蝋燭』は、多分乱歩の『白昼夢』に影響を与えたものであろう。雨月物語とかに出てきそうな僧が出てくるホラーなストーリーで、古めかしい寺の情景や住職のとんちも相まって良かった。

Posted by ブクログ

2014/05/11

『ある自殺者の手記』を読んだ。短編だが、失恋して俺は死ぬ、失恋の相手はお前と好きな女性が接吻していたのを見てしまったからだ、だからお前に手記を残しておく…と言う事が恩着せがましく書かれてるなぁ…わざわざ書かなくても、死にたいなら死んでしまえばいいじゃない、なんて思っていたら、どん...

『ある自殺者の手記』を読んだ。短編だが、失恋して俺は死ぬ、失恋の相手はお前と好きな女性が接吻していたのを見てしまったからだ、だからお前に手記を残しておく…と言う事が恩着せがましく書かれてるなぁ…わざわざ書かなくても、死にたいなら死んでしまえばいいじゃない、なんて思っていたら、どんでん返しが待っていた。こう来たか。二人の男、一人の女、図式は夏目漱石の『こころ』と全く同じなんだが、一ひねり・二ひねりある。余りにも短い「手記」と言う体を取っているので、それを「匂い系」として深読みできないこともないが、妄想を迸らせるにはもう少しネタが欲しい。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品

履歴をすべて削除しました