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春になったら苺を摘みに
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 2002/02/25 |
JAN | 9784104299027 |
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春になったら苺を摘みに
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商品レビュー
3.8
41件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「春になったら苺を摘みに」(2002.2)、いいタイトルです。梨木香歩さん、イギリスのカレッジで学生時代を。そのとき下宿でお世話になったウェスト夫人。卒業後も何度か訪問されてるそうです。そこで交流した沢山の人たち。異なった文化背景を持つ人たちとの交流が、梨木さんの文学の幅と深さに関係しているように思えます。イギリスでの出来事を中心に綴ったエッセイ集です。
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エッセイだと思うんだけど、物語を読んでいるみたいで面白かった。イギリスのウェスト夫人の家で下宿してる時の話が中心。このウェスト夫人がアガサ・クリスティのミス・マープルにどうしても重なってしまう。お茶目で話好き、世話好き、面白い、でも芯が強い人。私は読んでてすごく好感を持てた。 ...
エッセイだと思うんだけど、物語を読んでいるみたいで面白かった。イギリスのウェスト夫人の家で下宿してる時の話が中心。このウェスト夫人がアガサ・クリスティのミス・マープルにどうしても重なってしまう。お茶目で話好き、世話好き、面白い、でも芯が強い人。私は読んでてすごく好感を持てた。 途中で人種差別(黒人、アジア系の差別の話) 、女性の権利の話(これは女性が女性を侮辱して問題になったという話)が出てきて考えさせられた。とくに戦時中、アメリカなどで日本人が受けた扱いの話が印象に残った。テレビで観て知ってはいたけど、改めて酷い扱いをされた人の話を読むと、悲しくなりなんか落ち込んでしまう。でも、日本人も同じ事を外国の人にしてるし…、と思うと堂々巡りになってしまう。この本は20年ぐらい前に書かれてるけど、こういう問題はこれから先も続くんだろうと思う。 Kとウェスト夫人の友情が羨ましい。年の差もあると思うんだけど気が合うんだろうな。遠い国にいるのにずっと友情が続いてる。素晴らしい。
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とても素敵なエッセイだった。文章の流れが、途中で違う話になったりするのがまるで著者の思考や記憶の流れのままを辿っているようで、そうだよなあ、人って思い出の中に自分の感じたこと考えたことを不定期に挟み込みながら思い出を形作るよなあと実感した。 分かり合えないことを受け入れる。ちょう...
とても素敵なエッセイだった。文章の流れが、途中で違う話になったりするのがまるで著者の思考や記憶の流れのままを辿っているようで、そうだよなあ、人って思い出の中に自分の感じたこと考えたことを不定期に挟み込みながら思い出を形作るよなあと実感した。 分かり合えないことを受け入れる。ちょうどブレイディみかこさんのエンパシーの本も読んでいる最中で、それに通じるものを感じた。 そして大好きなイギリスの情景を読んで、とてもイギリスが恋しくなった。 この著者さんは小説よりもエッセイの方が好みだ。
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