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場所の力 パブリック・ヒストリーとしての都市景観
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場所の力 パブリック・ヒストリーとしての都市景観

ドロレスハイデン(著者), 後藤春彦(訳者), 篠田裕見(訳者), 佐藤俊郎(訳者)

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場所の力 パブリック・ヒストリーとしての都市景観

9,020

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 学芸出版社
発売年月日 2002/03/30
JAN 9784761531027

場所の力

¥9,020

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2005/04/27

『「場所の力」それはごく普通のランドスケープに秘められた形であり、共有された土地の中に共有された時間を封じ込め、市民が持つ社会の記憶を育む力である』この本で述べられていることは、文中に示されているこの一文で端的に表されていると言えよう。著者は数々の具体的なライフヒストリーを通して...

『「場所の力」それはごく普通のランドスケープに秘められた形であり、共有された土地の中に共有された時間を封じ込め、市民が持つ社会の記憶を育む力である』この本で述べられていることは、文中に示されているこの一文で端的に表されていると言えよう。著者は数々の具体的なライフヒストリーを通して、移民国家であり民族としての歴史が複雑なアメリカの市民社会にとって、場所場所が保有する支配層(いわゆる白人)以外の人達が築いてきた歴史がいかに大切で、顧みられるべき多様性を持っているのか、という視点を与えてくれる。この本はアメリカについて書かれている本であるが、アメリカよりもはるかに長い歴史を持つ日本人としてもこういう視点の持ち方は非常に大切であろう。建築学科の学生がなぜ都市の歴史、建築の歴史を学ばなければいけないのか、という問いに対する答えのひとつとしておすすめする本。ただ本を読むにあたっては、アメリカの歴史、地理など予備知識がないと多少退屈に感じる部分が多いかもしれない(日系日本人の所は親しみが持ちやすい内容だが)。しかし、全部を読まなくても十分に得られるものがあるのでおもしろいと思った部分だけ読むのとかもアリ。

Posted by ブクログ

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