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われ万死に値す ドキュメント竹下登 新潮文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
| 発売年月日 | 2002/03/01 |
| JAN | 9784101310312 |
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われ万死に値す
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商品レビュー
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島根県の掛合町出身の竹下登伝である。 竹下は、巨大組織の後ろ盾を得て、政界を歩んできた官僚政治家でも、田中角栄のように独創的な発想と爆発的なエネルギーで一家を成した党人政治家でもない。目的のためには自分を殺し、どんな屈辱にも耐え、余人には真似のできない気配りによって少しずつ仲間...
島根県の掛合町出身の竹下登伝である。 竹下は、巨大組織の後ろ盾を得て、政界を歩んできた官僚政治家でも、田中角栄のように独創的な発想と爆発的なエネルギーで一家を成した党人政治家でもない。目的のためには自分を殺し、どんな屈辱にも耐え、余人には真似のできない気配りによって少しずつ仲間を増やしてきた地味な努力家である。そして、ついには寝首をかくようにして派閥の領袖の座を奪い取った凄みのある策謀家でもある。 権力抗争を勝ちぬいてきた竹下の強靱な忍耐力と意志力と決断力は、恐らく、それに見合うだけの犠牲と引き換えに身につけてきたものであろう。人に言えない苦悩や経験を数多く抱え込んでいるからこそ、逆にいうと、どんなことにも耐えられ、闘争心も衰えることがなかったに違いないからだ。 権力を目指す者同士のエゴとエゴとが激しくぶつかり合う政局にあって、しかし竹下はつまずくことはあっても、挫形することなく渡りきってきた。強靭な意志としたたかな計算に加え、時として非情に徹することができたからこそ、竹下は数々の危機を凌ぎ、志を遂げることができたに違いない。 ただ、本書の後半は佐川事件に紙面を割いている。皇民党からのほめ殺しにどう対処していったのか、佐川急便の佐川社長に頼み、広域指定暴力団の稲川会に皇民党にかけあってもらい、やっとのことで矛を納めてもらったと言うことだった。 右翼も色々といると思うので、今度、右翼関係の著書を読んでみよう
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竹下登元首相の表と裏の面のうち、裏の面にスポットライトを当てた一冊。さまざまな関係者からインタビューを集めた著者の取材力は圧巻。 竹下元首相の表の面である政界での歩みについては御厨貴氏の『知と情 宮沢喜一と竹下登の政治観』(朝日新聞社、2011年)を参照されるといいのかも。
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昭和最後の首相にして、政界のフィクサー。でも、今では ミュージシャン・DAIGOのおじいちゃんと言った方が通りが いいのかも知れぬ。 飄々として、つかみどころのない人。それが竹下登に抱いていた 人物像である。そんな印象がどうして生まれたのか。 政治家になる以前の竹下の体験から...
昭和最後の首相にして、政界のフィクサー。でも、今では ミュージシャン・DAIGOのおじいちゃんと言った方が通りが いいのかも知れぬ。 飄々として、つかみどころのない人。それが竹下登に抱いていた 人物像である。そんな印象がどうして生まれたのか。 政治家になる以前の竹下の体験から来ているのではないかと 分かって、ちょっとすっきり。 竹下登といえば、リクルート事件に皇民党事件だが、一連の リクルート事件の渦中で30年以上に渡り竹下の金庫番を務めて 来た秘書の青木伊平氏の自殺の様子は壮絶である。謀殺論が 根強く残るのもこの為か。 孫のDAIGOのプロモーションビデオを見て「どれがDAIGOが 分からない」と言ったり、政治記者に「ロックというのは髪を 青く染めなきゃ出来ないのか?」と聞いたりする「DAIGOの おじいちゃん」としての竹下登は可愛らしい。 しかし、首相失脚後は小泉純一郎の登場までの内閣誕生の実権を 握っていたキングメーカーなのだ。そして、地元・島根県では 竹下系議員が好き放題に公共事業の利益を享受している。 「気配り、目配り、金配り」。自らそう語っていた竹下登は、 「小さな田中角栄」だったのかも知れぬ。
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