![わがユダヤ・ドイツ・ポーランド マルセル・ライヒ=ラニツキ自伝](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001263/0012633964LL.jpg)
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わがユダヤ・ドイツ・ポーランド マルセル・ライヒ=ラニツキ自伝
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 柏書房 |
発売年月日 | 2002/03/30 |
JAN | 9784760122035 |
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わがユダヤ・ドイツ・ポーランド
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わがユダヤ・ドイツ・ポーランド
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柏書房 マルセルライヒラニツキ 「 わがユダヤ・ドイツ・ポーランド 」 ユダヤ人 批評家の自伝。 民族・国家・宗教に対して非帰属性を示す個の強さやドイツの文学を自身のアイデンティティとして 生きている姿は際立っている 反ユダヤ主義により迫害を受ただけでなく、ポーラン...
柏書房 マルセルライヒラニツキ 「 わがユダヤ・ドイツ・ポーランド 」 ユダヤ人 批評家の自伝。 民族・国家・宗教に対して非帰属性を示す個の強さやドイツの文学を自身のアイデンティティとして 生きている姿は際立っている 反ユダヤ主義により迫害を受ただけでなく、ポーランド軍人としてドイツと戦い 共産党員に入党までした著者が、戦後ドイツに戻りドイツ国籍を取得して、ドイツ文学を職業にする人生は、定住と安定を好む島国日本人としては 理解困難で支離滅裂 著者のアイデンティティの基礎となったトーマスマンやハイネは読んでみようと思う 個の強さを感じる言葉の数々 「あからさまな反抗は、かえってやる気をそそる〜ますます上機嫌になっていく」 「勝てない相手とは手を結べ」 「敵の憎しみは、自分がうまくいっている保証とみていい」 著者の文学愛「批評ぬきに文学は存在するが、文学ぬきに批評は存在しない〜文学が第一で批評は二の次」 著者は、死を覚悟しなければならない状況にあって 生き延びたのは 偶然にすぎないと言っているが、それを支えたのは ドイツ文学(トーマスマン、ハイネ、ゲーテ)であったように思う 「自分も持ち運びできる祖国を持っている〜それは 文学、ドイツ文学にほかならない」 スターリン「ドイツ国民をナチスと同一視してはいけない。ヒットラー一味は来たら去るが、ドイツ国民は留まる」多くの捕虜ドイツ兵の命を救った発言
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とにかく情報量がすごい! ドイツ人に「文学の法王」と呼称されるほどの批評家マルセル・ライヒ=ラニツキの自伝。原文タイトルはシンプルに「わが生涯」 簡潔で無駄のない文章で語られる時代背景や個人的な体験、エピソードのすべてにただ圧倒される。しめくくりの一文はきっとこの先何度も思い返す...
とにかく情報量がすごい! ドイツ人に「文学の法王」と呼称されるほどの批評家マルセル・ライヒ=ラニツキの自伝。原文タイトルはシンプルに「わが生涯」 簡潔で無駄のない文章で語られる時代背景や個人的な体験、エピソードのすべてにただ圧倒される。しめくくりの一文はきっとこの先何度も思い返すだろう。 略年譜、人名索引、著作目録等、翻訳ならではのご褒美付き。
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多くのユダヤ人は1933年にはもう帝国から立ち去っていた。ユダヤ人の見解は2つに分かれた。第一はこうなった以上もうこう国に期待してはいけない、幻想を捨てて一刻も早くドイツから亡命すべきだという見解。第二は度を失っていけない、じっと我慢すべきだという見解だった。少なからぬユダヤ人が...
多くのユダヤ人は1933年にはもう帝国から立ち去っていた。ユダヤ人の見解は2つに分かれた。第一はこうなった以上もうこう国に期待してはいけない、幻想を捨てて一刻も早くドイツから亡命すべきだという見解。第二は度を失っていけない、じっと我慢すべきだという見解だった。少なからぬユダヤ人が第二の見解にすがり、このユダヤ人排斥運動はつまるところ東方ユダヤ人を狙ったもので、数百年来ドイツに暮らしてきたユダヤ人を狙ったものではないと思い込みたがった。特に第一次大戦で兵役につき、勲章までもらった人たちは、自分たちには何も起こりっこないと信じた。善意が裏目に出る高齢だが、非ユダヤ系の友人、知人らが「ナチズムみたいな非人間的な政権がドイツでずっと続くわけないよ。2年か遅くとも3年経ったら騒動は収まっているさ。なら、今住居を整理しテントをたたむなんて、ナンセンスじゃないか」とユダヤ人を安心させようとした。
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