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平安の気象予報士紫式部 『源氏物語』に隠された天気の科学 講談社+α新書
定価 ¥880
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2002/11/22 |
JAN | 9784062721660 |
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平安の気象予報士紫式部
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
源氏物語の背景から気…
源氏物語の背景から気象状況が浮かんでくる・・・というもの。
文庫OFF
『源氏物語』について記された本はごまんとあるが、気象予報士という目線から『源氏物語』について詳細に執筆した本は、この本ぐらいなのではないか。まずはその切り口に脱帽。 そして、内容も非常に面白かった。『源氏物語』における描写から、当時の気候や、天気図まで割り出すことが可能であるとは...
『源氏物語』について記された本はごまんとあるが、気象予報士という目線から『源氏物語』について詳細に執筆した本は、この本ぐらいなのではないか。まずはその切り口に脱帽。 そして、内容も非常に面白かった。『源氏物語』における描写から、当時の気候や、天気図まで割り出すことが可能であるとは思わなかった。 また、紫式部の自然観察の確かさに初めて気づかされた。そういう意味でも面白い本だった。
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紫式部は、自分が体験した季節をそのまま物語に反映させていたと考えられる。 桐壺の更衣がなくなったのは梅雨の時期、命婦が末摘花の琴を制止して源氏に聞かせなかったのは、低気圧を肌で感じていたから(湿度が高いと糸がゆるんで音色が冴えないと言っている)、など、気象に注目すると物語の読...
紫式部は、自分が体験した季節をそのまま物語に反映させていたと考えられる。 桐壺の更衣がなくなったのは梅雨の時期、命婦が末摘花の琴を制止して源氏に聞かせなかったのは、低気圧を肌で感じていたから(湿度が高いと糸がゆるんで音色が冴えないと言っている)、など、気象に注目すると物語の読みがより深まり興味深かった。 また、現代と平安時代の気象の分析などもあり、勉強になった。 気象に興味があれば、源氏物語をよく知らない人でも楽しめる一冊。
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