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都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見タルコト 学研M文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 学習研究社/ |
発売年月日 | 2002/09/12 |
JAN | 9784059040019 |
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都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見タルコト
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商品レビュー
4.3
9件のお客様レビュー
渋澤先生晩年の散文集…
渋澤先生晩年の散文集。食道癌の手術をして声を失った後も精力的に書き綴った文章は、ファン必読です。
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私が読んだのは46判よりやや大きめの単行本であって、翠と紫に近い青の色づかいの装丁が内容にすごくマッチしており、やはり美意識の高い作家の本は可能であれば単行本で読んだほうがいいように思う。 さて。 漠然と「若い作家だ」と思っていたが(著者近影のせいだろう)、三島や埴谷とも交流があ...
私が読んだのは46判よりやや大きめの単行本であって、翠と紫に近い青の色づかいの装丁が内容にすごくマッチしており、やはり美意識の高い作家の本は可能であれば単行本で読んだほうがいいように思う。 さて。 漠然と「若い作家だ」と思っていたが(著者近影のせいだろう)、三島や埴谷とも交流があったのだからけっこうなお年だったのである(1928年:昭和3年生まれ)。59歳逝去はやはり早い。 その著者の最期のエッセイ集は、各テーマが短くて大変読みやすい。 最近、人間の圧というか密度というか気骨というか、知識と感性に裏打ちされた美学というか、そういったものの薄い作家が多い気がする。
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後半に従い「思い出」や「追悼」の文字が増えていく、さっぱりしているようで荘重な趣の感じられる本作は、澁澤龍彦最後の未収録エッセー集になります。全集22巻の解題によれば、本書は澁澤さん自身の手によって取捨や配列のされていない「異質の印象」があるエッセー集となっていますが、貴重で資料...
後半に従い「思い出」や「追悼」の文字が増えていく、さっぱりしているようで荘重な趣の感じられる本作は、澁澤龍彦最後の未収録エッセー集になります。全集22巻の解題によれば、本書は澁澤さん自身の手によって取捨や配列のされていない「異質の印象」があるエッセー集となっていますが、貴重で資料的な価値も大きいとのこと。個人的な感想は前述したとおり「さっぱりしているようで荘重な趣」に尽きます。どこか禍々しく絢爛なペダントリー、鎌倉での生活や少年時代の回想、友人たちとの朗らかな酒飲み話のことまで、全てが澁澤龍彦らしさなのです。エッセーの極地ここにあり。そんなわけで、本書のひとつひとつのエッセーには、感慨深いものがありました。
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