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太陽の季節
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太陽の季節

石原慎太郎(著者)

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太陽の季節

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商品詳細

内容紹介 内容:太陽の季節. 処刑の部屋. 完全な遊戯. ファンキー・ジャンプ. 乾いた花
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2002/08/10
JAN 9784344002135

太陽の季節

¥550

商品レビュー

3.3

22件のお客様レビュー

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2025/06/19

表現の仕方やストーリー展開がかなり過激でありながらも、エネルギーの使い方がよくわかっていない若者をうまく表現した作品。

Posted by ブクログ

2025/03/13

「太陽の季節」 軽薄な若者たち。 未熟で、刹那的で、責任ということを学ばずに体だけ大きくなった子供。 そんな登場人物たちに見えた。 親に金はあっても、育ちが悪かったんだな、と思ってしまった。 竜哉たちの暴力性は、アウトローに対し今よりゆるかったであろう当時の社会を感じさせる。 日...

「太陽の季節」 軽薄な若者たち。 未熟で、刹那的で、責任ということを学ばずに体だけ大きくなった子供。 そんな登場人物たちに見えた。 親に金はあっても、育ちが悪かったんだな、と思ってしまった。 竜哉たちの暴力性は、アウトローに対し今よりゆるかったであろう当時の社会を感じさせる。 日本も、だいぶ変わった。 竜哉の英子に対する征服欲・ゆがんだ甘えは、精神的暴力でしかない。 DVをする男の心情は、こんな感じなのだろうな、と思いながら読んだ。 面白い手触りの作品だと思った。 愚かさと純粋さが絶妙に入り混じっていたように感じた。 「処刑の部屋」 怖くて痛くて、読んでいられない。 椅子に縛られてリンチを受けているところで、断念。 「完全な遊戯」 ただただ、ひどい。 残酷で身勝手な話でしかない。 これも一つの人間の形なのだろう。 教育やモラル、情緒を欠いた人間とは、実に恐ろしい。 「ファンキー・ジャンプ」 曲にのせるイメージで、奏者の心を描いていく。 曲のタイトルと、巡っていく思考の間から、時々音楽が聞こえてくるかようにイメージできる瞬間もあった。 しかし、随分荒々しい、曲調の変化に富んだ音楽であったろうと思える。 芸術と狂気は、背中合わせなのだろうか? 「乾いた花」 冴子の美しさ・妖しさが瞼の裏に浮かぶような思いがする。 若い冴子に魅かれる男の気持ちも、よく伝わってくる。 冴子がいうように、この男がなんだかまともなように見える。 より狂ったもの・冷たいもの・危ないものに引き寄せられていく冴子の姿に、悲壮感は一切ない。 彼女の結末も自然に受け入れられ、逆に死ねてよかったかのように思えてしまう読後感が、不思議だ。

Posted by ブクログ

2025/03/01

 政治家、特に都知事としてしか知らない。作家としての彼を知りたいと思って、借りてみた。私が生まれる三年前、戦後わずか十年の作品だ。戦争に抑圧された鬱積を一気に爆発させた人々。いや、戦前、戦中にも彼らはいたのかな。ここから、太陽族が生まれていったのか。

Posted by ブクログ