天涯(3) 花は揺れ闇は輝き 集英社文庫

沢木耕太郎(著者)

• 内容紹介: 内容:花は揺れ闇は輝き
• 販売会社／発売会社: 集英社/
• 発売年月日: 2002/05/25
• JAN: 9784087474480

商品レビュー

2010/05/28

ハンガリー、ギリシャ…

[文庫ＯＦＦ]

ハンガリー、ギリシャ、ポルトガル、そしてアトランタ五輪の祭典へ。旅は続く。掌の中でページをめくりながら読者もまた著者とともに「旅を読む」ことになる。

2010/05/28

ともに旅している気持…

[文庫ＯＦＦ]

ともに旅している気持ちになりました。文章と写真の構成も良かったです。

2022/07/07

沢木耕太郎の写真集『天涯 3 花は揺れ 闇は輝き』を読みました。
『天涯 1 鳥は舞い 光は流れ』、『天涯 2 水は囁き 月は眠る』に続き、気分転換の読書です。

-----story-------------
私は通り過ぎる――。
ベルリン、アテネ、リスボン、アトランタ……。
出会い、撮り、そしてまた次の場所へ。
沢木耕太郎の写真の旅は続く。
単行本未収録65ページを含む充実したオールカラー3部構成。
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沢木耕太郎が撮影した写真に、旅行中にノートに書き留めた短文やメモ、小説の引用等を織り交ぜた写真集の第3作です。

　■花は揺れ
　■闇は輝き
　■通過地点Ⅲ

写真集なのですが写真よりも『通過地点Ⅲ』でのエッセイ風の文章で紹介される、旅行記のことが印象に残りました。

　『何でも見てやろう』　小田実
　『湿った空乾いた空』　吉行淳之介
　『アポロの盃』　三島由紀夫
　『アレキサンダーの道』　井上靖、平山郁夫
　『サンチャゴふらふら』　田中小実昌
　『夢のかげを求めて――東欧紀行』　島尾敏雄

あと、

　『雪国』『伊豆の踊子』　川端康成
　『坊ちゃん』　夏目漱石
　『暗夜行路』　志賀直哉
　『アレキサンダーの道』　井上靖

等の小説を紀行分の一種として位置付けているのも興味深かったですね。