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天涯(3) の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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ハンガリー、ギリシャ…

ハンガリー、ギリシャ、ポルトガル、そしてアトランタ五輪の祭典へ。旅は続く。掌の中でページをめくりながら読者もまた著者とともに「旅を読む」ことになる。

文庫OFF

ともに旅している気持…

ともに旅している気持ちになりました。文章と写真の構成も良かったです。

文庫OFF

2022/07/07

沢木耕太郎の写真集『天涯 3 花は揺れ 闇は輝き』を読みました。 『天涯 1 鳥は舞い 光は流れ』、『天涯 2 水は囁き 月は眠る』に続き、気分転換の読書です。 -----story------------- 私は通り過ぎる――。 ベルリン、アテネ、リスボン、アトランタ……。 ...

沢木耕太郎の写真集『天涯 3 花は揺れ 闇は輝き』を読みました。 『天涯 1 鳥は舞い 光は流れ』、『天涯 2 水は囁き 月は眠る』に続き、気分転換の読書です。 -----story------------- 私は通り過ぎる――。 ベルリン、アテネ、リスボン、アトランタ……。 出会い、撮り、そしてまた次の場所へ。 沢木耕太郎の写真の旅は続く。 単行本未収録65ページを含む充実したオールカラー3部構成。 ----------------------- 沢木耕太郎が撮影した写真に、旅行中にノートに書き留めた短文やメモ、小説の引用等を織り交ぜた写真集の第3作です。  ■花は揺れ  ■闇は輝き  ■通過地点Ⅲ 写真集なのですが写真よりも『通過地点Ⅲ』でのエッセイ風の文章で紹介される、旅行記のことが印象に残りました。  『何でも見てやろう』 小田実  『湿った空乾いた空』 吉行淳之介  『アポロの盃』 三島由紀夫  『アレキサンダーの道』 井上靖、平山郁夫  『サンチャゴふらふら』 田中小実昌  『夢のかげを求めて――東欧紀行』 島尾敏雄 あと、  『雪国』『伊豆の踊子』 川端康成  『坊ちゃん』 夏目漱石  『暗夜行路』 志賀直哉  『アレキサンダーの道』 井上靖 等の小説を紀行分の一種として位置付けているのも興味深かったですね。

Posted byブクログ

2009/10/04

本書は沢木耕太郎による写真集である。彼は写真のプロではないし、「交換レンズもなければストロボも持っていない」。ゆえに写真集を出すなんておこがましいと自分でも言っているが、それが沢木耕太郎の旅の記録だというところから、写真が意味を持ちはじめる。気軽な気分で読める文庫版。 『天涯3...

本書は沢木耕太郎による写真集である。彼は写真のプロではないし、「交換レンズもなければストロボも持っていない」。ゆえに写真集を出すなんておこがましいと自分でも言っているが、それが沢木耕太郎の旅の記録だというところから、写真が意味を持ちはじめる。気軽な気分で読める文庫版。 『天涯3』は、ハンガリー、ドイツ、フランス、ギリシャ、アメリカ、プエルトリコ、ポルトガルなど。レニ・リーフェンタール、ジョージ・フォアマン、モハメッド・アリ、フロイド・パターソン、マイケル・モーラー、マーリーン・オッティ、アト・ボルドンといった有名人も登場。 「まずはじめに地図があった。おそらくぼくは、それが、どこへ行くべきかを示してくれるだろう、ぼくがいた所、いたくなかった所から導いてくれるだろうという希望を抱いて、あまりにも熱心に見ていたのだ。それは、ぼく自身とぼくがいた所とを振りかえって見られるような行くべき場所があることを、その地理的本質において示してくれた。ほんとうにおさなかった日々、ぼくには未来の映像が必要だった。たとえ平らな紙上の風景の中にすぎないにしても、それは未来とぼくが存在して行く証しであった。」 アラン・シリトー『私はどのようにして作家となったか』(出口保夫訳)

Posted byブクログ

2009/10/04

ヴィレッジヴァンガードでデカい(そして高い)ハードカバーを見ては欲しいなーと思っていたら、文庫で出ていた。貧乏性なのでそれでもさらに迷ってから購入した。迷いまくって買った割に、サラッと流し読みして終わりだったその3。

Posted byブクログ