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ファイル 秘密警察とぼくの同時代史
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | みすず書房 |
| 発売年月日 | 2002/05/10 |
| JAN | 9784622048633 |
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商品レビュー
3.3
4件のお客様レビュー
テーマは、東ドイツの秘密警察シュタージによる監視とその影響であり、著者が自身のファイルを通じて戦後の社会の複雑さを描いています。読者は、シュタージの記録がどれほど詳細で、個人の思想や行動にまで及んでいるかに驚き、またその影響が人間関係に与える深刻さを実感します。特に、密告者の存在がもたらす人間不信や家族の崩壊は、戦後の東ドイツの社会を理解する上で重要な要素です。さらに、シュタージへのインタビューや情報提供者の正体に関する記述は、歴史の教訓を忘れてはならないことを思い起こさせます。著者の勇気ある自己開示も印象的で、ナチスの反省を踏まえたドイツの徹底した姿勢が強調されています。全体として、過去の影が現代にどう影響しているのかを考えさせられる一冊です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
映画「善き人のためのソナタ」を観て気になった本。読めてよかった。当時の生活や映画の出来事の解像度が上がった。
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他の本でシュタージに強く興味を持ったので、読み始めた。 シュタージによる作者に関する記載から本は始まる。その記録はどこで何をしていたかが鮮明に書かれ、その人の思想だけでなく、行動も細かく記録していたことに驚かされた。 また、その作者を記録したシュタージへのインタビューはそれぞれ...
他の本でシュタージに強く興味を持ったので、読み始めた。 シュタージによる作者に関する記載から本は始まる。その記録はどこで何をしていたかが鮮明に書かれ、その人の思想だけでなく、行動も細かく記録していたことに驚かされた。 また、その作者を記録したシュタージへのインタビューはそれぞれ非常に興味深いく、シュタージへの協力への意見や、その姿勢を見ると、ヒトラー下のドイツ人と何も変わってないのではないかとも感じられた。 本の随所に出てくる、シュタージへの情報提供者の正体に関する記載を読むと、人間不信や家族崩壊、社会的な信頼の失墜が戦後の東ドイツでは当たり前だったことがよく理解できる。 生活や発言を監視し、時には人生をねじ曲げる行動を行うシュタージの存在も、ナチス同様にドイツの忘れてはならない歴史として、語り継いでいく必要があると感じた。
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鬱々たる気分になる本ではあるが、ドイツという国の徹底さ加減を知らされる。 東ドイツの秘密警察シュタージによって作られた、イギリス人歴史学者であり同時にジャーナリストでもある著者のファイルを本人が入手し、それを元に東ドイツがどう世界を捉えていたのか、それが情報公開されて今何が起きて...
鬱々たる気分になる本ではあるが、ドイツという国の徹底さ加減を知らされる。 東ドイツの秘密警察シュタージによって作られた、イギリス人歴史学者であり同時にジャーナリストでもある著者のファイルを本人が入手し、それを元に東ドイツがどう世界を捉えていたのか、それが情報公開されて今何が起きているのかを描いていく。 旧東ドイツの人々にしてみれば、自分のファイルがあった場合には身近な誰かがシュタージへの密告者だったりする可能性がある。こうして今生きている人間関係に罅が入る。夫婦だったのが実は密告者だったりしたら大変なことになる。また、シュタージの協力者だった、というファイルが残されている可能性もある。この場合、普通の仕事には就けないだろう。 日本ならこんなファイルは絶対に公開されないだろう。しかしドイツはやってしまうのだ。 根元にナチの反省があり、相変わらず追及が続いている。(日本はどうだ?)その上での独裁国家東ドイツの反省が加わるのだ。徹底するのは訳があるのだ。 個人の行動が記録されている訳だから、当然恋愛に関わる行動も記録されている。著者は自分のそうした記録についても触れている。これもまた勇気なんだろうな、と思う。 ジョン・ル・カレの小説の本当の姿はこういうことなんだろうな、と思う。なかなかにいい本だ。
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