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農業労災の予防と補償制度 地域農業の安全管理
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京農業大学出版会/ |
発売年月日 | 2002/10/08 |
JAN | 9784886941428 |
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農業労災の予防と補償制度
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技術士、労働安全農業コンサルタントによる技術的な背景を持つ社会事象に対する解説。 「刊行によせて」で、佐久総合病院名誉院長 松島さんが、「農業改良普及員、生活改良普及員、JA営農技術員、JA生活指導員、医療機関健康管理担当者、日本農村医学会」など多くの人に勧めたいと書かれている。技術士、農業学校、大学農学部の教員、学生、農業機器製造者などにも勧めたい。現場の課題がここにあり、課題を解決するのが技術者なのだから。 過酷な農作業から機械化へという歴史的な背景を第一部で記述している。 健康を犠牲にした農夫症、疲労の実態と予防は、現場を見ている人ならではの整理の仕方。 第二部「農業の職業病を防ぐ」では、フランスにおける農業病など、幅広い視点で大切なことに焦点をあてようとしている。職業病の防ぎ方で、負傷、物理的因子、作業様態に分類しているところも納得感がある。 第三部 「農薬中毒を防ぐ」。農薬の毒性をよく理解していないことによる、最初の被害者が農業従事車自身である。 第四部、「悲惨な農業労働災害の実態」、第五部「農作業の危険性」、第六部「災害現場に学ぶ事故調査」、第七部「農作業事故は、なぜ、どうして起きるのか」。 要因を4つ示している。労働者の不安全行動、作業現場の不安全状態、安全衛生管理上の欠陥、欠陥機械。そう、だからこそ、農業機械製造者が読むとよいと感じていたのだ。 どういう現場で利用可能かの制約条件を示さずに、機械だけ提供しても安全上の責任は免れないかもしれない。 「1993年2/24日本農業新聞 米国のトラクター死亡事故 安全フレームなかった。」クボタの事故のその後を調べるとよいかも。 第八部「航空安全に学ぶ労災対策」。そうなんです。対策が進んでいるところに学ぶのがよい。 第九部「JAは地域農業のリスクマネージャ」。農業高校で教えるべき理由がはっきりしています。学ばずにJAに就職してしまって、意識がない人を教育するより、学校で教えて、意識をもって就職してもらうとよい。 第10部「農業経営を守る労災保険制度」 「農業は善人格的職業であり、子どもたちを作物栽培に参加させることは人格形成に大いに役立つ。」農村部の小学校、中学校の先生だけでなく、都市部の先生にも読んでもらえると嬉しい。農村に出かけて、農業体験することが、都会の子どもの修学旅行にふさわしいのではないだろうか。 今年感銘を受けた本。
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