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長州奇兵隊 勝者のなかの敗者たち 中公新書
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長州奇兵隊 勝者のなかの敗者たち 中公新書

一坂太郎(著者)

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長州奇兵隊 勝者のなかの敗者たち 中公新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社/
発売年月日 2002/10/25
JAN 9784121016669

長州奇兵隊

¥220

商品レビュー

4.1

11件のお客様レビュー

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2020/01/16

すごく面白かった。「本物の歴史」という名のミクロの歴史に焦点を当てていて、幕末の激動の中のそこには「人」がいたってことがよく伝わる本だった。この本を読むと幕末に起きた事件もまた違った見方ができるようになった。読みやすかったけど、手紙とか古文書の引用に現代語訳つけてくれるとありがた...

すごく面白かった。「本物の歴史」という名のミクロの歴史に焦点を当てていて、幕末の激動の中のそこには「人」がいたってことがよく伝わる本だった。この本を読むと幕末に起きた事件もまた違った見方ができるようになった。読みやすかったけど、手紙とか古文書の引用に現代語訳つけてくれるとありがたかった。

Posted by ブクログ

2017/10/09

あらすじに書いてあった本当は「悲劇」な事実がいろんな人の思惑によって作り変えられたことにただただびっくりした。読みやすいので一気に読了。

Posted by ブクログ

2017/04/28

図書館で何気なく手に取った本だったが、内容は痛快と思えるほど興味深く、濃く、今まで知らなかった幕末維新の長州という、故郷の「本当の」姿をまざまざと解き明かしてくれた。こんなよい本と出会えたことを心より嬉しく思った。 高杉晋作や奇兵隊については、非常によく知られていると思うが、本...

図書館で何気なく手に取った本だったが、内容は痛快と思えるほど興味深く、濃く、今まで知らなかった幕末維新の長州という、故郷の「本当の」姿をまざまざと解き明かしてくれた。こんなよい本と出会えたことを心より嬉しく思った。 高杉晋作や奇兵隊については、非常によく知られていると思うが、本書では本人、あるいは奇兵隊の活躍についてはほぼ何も語られていない。代わりに、当時の長州にあって、幕末維新の激動の中で、これまでまったく表の歴史舞台では知られることのなかった、たくさんの長州人や関係する人々についてのエピソードを、丹念に拾い集めて、それらを語ることで、もう一つの幕末維新史の姿を描いている。著者の言う「本物の歴史」とはそれのことである。確かに、我々は小説やドラマ、映画などで幕末維新という時代を想像できるが、それらはあくまで光の当たる表舞台で、坂本龍馬や西郷隆盛、勝海舟などのヒーローが活躍する、華々しく脚色された歴史と言える。 しかし、実際にはその舞台の影には、言わずもがな、数多の名もない人々、民衆がおり、そういった人たちにもその時代を生きた姿というものがある。かねてから、そういうものだろうな、というなんとなくの想像はしたことがあり、本書は、そういった人々や事件について、丹念に資料をあたり、また多数の色んな人々から聞いた話を集めてきていて、最初から最後まで、飽きることがなかった。 維新後、特権や収入の元を絶たれた士族の反乱は、西南の役など、昔学校で習った程度の知識はあったが、山口県においても、維新が終わり、不要になった兵士たちの処遇に苦労があったことや、多くの反乱があったことについては、本書を読むまでほとんど知らなかった。世界的にも驚くほど血の流れなかった一国の革命として認知されているはずの明治維新の裏に、実はやはり当然のごとく、血なまぐさく、凄惨でどろどろとした事件が数多く起きており、またそれらに対し、出来上がったばかりの体制を懸命に維持するために、情報の隠蔽や改変があった。今更ながら、革命というものがきれいごとで済むはずなど決してないことを証明する、多くの驚くような事実が語られている。 維新幕末の歴史において、本書で取り上げられている様々な個人個人の生き様、死に様に一つ一つ感嘆しながら、現代に生きる自分の生と死について、いろいろと考えさせられた。 山口県に生まれ育ち、自分も長州人であることは常に意識からはずれたことがない。同級生、先輩後輩にもぜひ一読を薦めたいと思った。

Posted by ブクログ

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