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西洋哲学史 理性の運命と可能性 第2版
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西洋哲学史 理性の運命と可能性 第2版

岡崎文明(著者), 日下部吉信(著者), 杉田正樹(著者), 竹田純郎(著者), 榊原哲也(著者), 服部健二(著者), 中釜浩一(著者), 谷徹(著者)

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西洋哲学史 理性の運命と可能性 第2版

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 昭和堂
発売年月日 2002/05/01
JAN 9784812202234

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2010/10/25

「複数人の手で書かれてる思想史の本は、書内で矛盾が起きることが多いからやめておいたほうがいい」というアドバイスを完全に無視して読んだのですが(もちろんそのアドバイス自体は真摯に受け止めながら読みました)、残念ながらそのような矛盾を発見することなく読了してしまいました。ごめんなさい...

「複数人の手で書かれてる思想史の本は、書内で矛盾が起きることが多いからやめておいたほうがいい」というアドバイスを完全に無視して読んだのですが(もちろんそのアドバイス自体は真摯に受け止めながら読みました)、残念ながらそのような矛盾を発見することなく読了してしまいました。ごめんなさい。 岩崎武雄版の「西洋哲学史」を事前に読み、通史理解を深めるために読みました。 比較の上での感想ですが、岩崎版を「高校教科書の難解版」とすると、この本は「時系列を意識した辞書」と言えるかと思います。当然、岩崎版も個別思想家の詳細な説明はありますし、この本にも前後の流れを意識した記述はあるのですが、力点の置かれ方に若干の違いを感じました。 当然、岩崎版はB6版であるのに対し、この本はA5版、ページ数も289Pと420P、出版年の違いによる取り扱い範囲の差(主に現代)などの差があるため、この本の方が網羅的になっています。 ただ、「矛盾」とまではいいませんが、複数人の著者が書いている性格上、どうしても各章の繋ぎの据え置き感が強いなと感じました。 ただ、そのこと自体はこの本の評価を著しく下げるようなものでなく、また往々にして思想に限らず歴史を学ぶというときに複数の視点(この場合は複数の本ということですが)から情報を得ることは前提と考えますので、その意味でいうと「複数の視点のうちの一」としての役割は十二分に果たされていると思われます。 その意味では、岩崎版→昭和堂版という読み方だったが故に理解が深まったとも言えそうです。と言っても、まだ勉強の足りない身での評価ですので、更に読み比べた時に良さが際立ったり、もしくは批判が加えられるようにまでなるかもしれません。ただ現状では、その網羅性と内容の理解し易さは大変助かりました。再読していきたいと思います。

Posted by ブクログ

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