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いのちの対話
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 潮出版社/ |
発売年月日 | 2002/07/05 |
JAN | 9784267016400 |
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いのちの対話
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商品レビュー
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河合さんの1997~2000年の子育てをテーマにした対談を集めた本である。 ノーベル化学賞を受賞した野依良治さんとの対談で野依さんが言った言葉が欧米と日本の教育の差を端的にあらわしていて印象に残った。141ページ。 英国の新聞記者に日本でいう民主教育(デモクラティック・エデュケーション)という英訳はおかしいと指摘されたことがある。「民主主義は不平等を法的に仲良くする、いわばフィクション。教育はいかに能力が違うかを見るものだ。だからそんな英語は英国では聞いたことない」と。 これは、スイスでは幼稚園や小学校に落第があるという河合さんの話と通じるものがある。 日本人的には「落第させられた子はかわいそう」になるが、スイスでは「能力が劣るのに上の学年に上がってしまった子がかわいそう」というふうになる。どっちが平等か?世間体が悪いという平等では日本式だが、その子にとっての将来を見据えた平等はスイス式となる。 学力には能力差(≒個人差)があるのが当たり前で、就学中にそれを見極めさせて、卒業後に、各個人個人に無理のない社会生活を送ってもらうのが学校の役目、と野依さんは言いたいのだろう。 だから教育は誰にも平等に同じではなくindividualな個別の作業なのだ(臨床心理士のように)。天才は天才用の教育、勉強が苦手な子にはそれなりに教えなくてはいけない。 「なるほど~」とは思うが、私にはどうも納得できない。 幼稚園でフルイにかけられるか、高校や大学でフルイにかけられるかの違いではないか? いや、それ以前に、学校は人を選別するための施設なのか?互助の精神を養う場ではないか? どうも小学校で落第というのが私にはイメージできない。やっばり、かわいそうが先になる。 「小学生時代ぐらい楽しくなかったら、人生のいつが楽しいのか?」、これは私の家内の弁である。
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感想でーす 子供への対応など、自分も経験した差別について、それはよくない事と書かれていた。 普通と思っていたことが、あぁ、おかしいのか、自分は正しかったのかと安心した。 様々な視点からの指摘が目新しく、とてもおもしろい。 2002年発行、東日本大震災・リーマンショック前の社会に対するこんな指摘があったのか~。こんな考え方もあるんだと、楽しみ・勉強しながら読んでいる。 9/6 追記 読休日を挟みつつも読み終える。当たり前だが、自分の経験の中でしか気になる内容を見つけることができない。残念。 370
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