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君ハ僕ノモノ 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社/ |
発売年月日 | 2002/05/01 |
JAN | 9784102166178 |
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君ハ僕ノモノ
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商品レビュー
3.7
4件のお客様レビュー
アメリカの作家メアリ・H・クラークの長篇ミステリ作品『君ハ僕ノモノ(原題:You Belong To Me)』を読みました。 『見ないふりして』に続き、メアリ・H・クラークの作品です。 -----story------------- 心理学者でラジオのパーソナリティでもあるスー...
アメリカの作家メアリ・H・クラークの長篇ミステリ作品『君ハ僕ノモノ(原題:You Belong To Me)』を読みました。 『見ないふりして』に続き、メアリ・H・クラークの作品です。 -----story------------- 心理学者でラジオのパーソナリティでもあるスーザンは、傍目には言うことなしの人生だが、両親は離婚、姉に恋人を奪われた苦い過去もある。 自分の番組で、世界周遊中に行方を絶った女性証券アナリストの事件を取り上げたところ、リスナーから謎の電話が…。 女性ならば誰にでも覚えのあるちょっとした孤独感や不安につけこみ、次々と命を奪う、シリーズ中最も魅力ある犯人登場。 ----------------------- 1998年(平成10年)に刊行されたメアリ・H・クラークの長篇第15作に当たる作品です。 心理学者でラジオのパーソナリティでもあるスーザン・チャンドラーが、世界周遊中に行方不明になった女性証券アナリストのレジーナ・クローセン事件を取り上げたところ、リスナーから謎の電話が……その電話をきっかけに事件の関係者と思われる人物が次々と狙われる、、、 事件に共通するのは「君ハ僕ノモノ」というメッセージを刻んだ指輪……スーザンは、犯罪者の狂気に巻き込まれながらも、彼の正体と動機を探ろうとする……。 “サスペンスの女王”と呼ばれるメアリ・H・クラークの作品ですからねー 相変わらず面白かったです、、、 自分の欲望を満たすため、自分に繋がる証跡を隠すため次々と犯行を重ねる犯罪者の冷酷な行動、そして、犯罪者の魔の手はスーザンにも……恐怖とスリルに満ちた作品でしたね。 魅力的な資産家の息子アレクサンダー・ライト、犯罪学者で精神科医のドナルド・リチャーズ、建築家のジャスティン・ウェルズ、クローセン一族の弁護士ダグラス・レイトン……登場する男性たちに、どこか怪しいところがあり、なかなか真犯人が絞り切れないところや、スーザンの姉ディーや父親の再婚相手ビンキー等の好きになれないキャラの絡み等も巧く計算されていると思いました、、、 サスペンス好きの方にオススメですねー 次もメアリ・H・クラークの作品を読もうと思います。
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「サスペンスの女王」と言われたメアリ・ヒギンズ・クラークの訃報を聞いた。 かつて、この著者の本を読みまくっていたことがある。 怖い! 面白い! 魅力的! という作風におぼれるように10冊だか20冊だか、ぶっつづけに読みまくっていたのだ。 さすがに、おなかがいっぱいになって、ピタ...
「サスペンスの女王」と言われたメアリ・ヒギンズ・クラークの訃報を聞いた。 かつて、この著者の本を読みまくっていたことがある。 怖い! 面白い! 魅力的! という作風におぼれるように10冊だか20冊だか、ぶっつづけに読みまくっていたのだ。 さすがに、おなかがいっぱいになって、ピタリと読むのを止めてしまった。 どれを読んでどれを読まなかったのかも、さっぱり覚えていない。 (これに懲りて、どんなに好きな著者、著作でも、あまり立て続けに読まないように心がけるようになった。) けれども、一番面白かったのはと聞かれれば、確実にあげることができる。 『君ハ僕ノモノ』 読みまくった中で、読後の恐怖感が一番強かったのだ。 本の紹介文にある『最も魅力ある犯人』という言葉に、深く納得したのも覚えている。 ふとまた別作品を読みたくなって、著者名を検索した時、新刊がないなあと思ったのはいつだったか。 1927年に生まれ、1975年『子供たちはどこにいる』以来ベストセラー作家であると知って、その長いキャリアに驚いたものである。 サスペンスの女王、享年92才。 どうぞ安らかに。
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クラークの作品は必ず美人のエリートが主人公なのが多い。 今回の物語は冒頭から犯人が登場してくるが、読者には誰だか特定できない様に書かれている。 場面もスーザンを始め各々の登場人物側にそって描かれているので心理がよく分かる。犯人の異常性や殺人事件の関係性が誰にも気づかれず最後まで犯...
クラークの作品は必ず美人のエリートが主人公なのが多い。 今回の物語は冒頭から犯人が登場してくるが、読者には誰だか特定できない様に書かれている。 場面もスーザンを始め各々の登場人物側にそって描かれているので心理がよく分かる。犯人の異常性や殺人事件の関係性が誰にも気づかれず最後まで犯人の思う壺で進んでいくのでやきもき。 登場する男性は皆魅力的であり皆疑わしい。
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