大人になるって何？ みんなで考えよう3

鶴見俊輔(著者), 長新太

• 販売会社／発売会社: 晶文社/
• 発売年月日: 2002/05/02
• JAN: 9784794926531

商品レビュー

2019/03/05

　これから大人になるはずの中学生たちが変えることができる社会を私たちは作っているだろうか。そういう問いが、この本の外側にはあるのではないでしょうか。
　彼らもまた、私たちと同じようになることを求めて、子供と出会っていないでしょうか。そう問い直してもいいかもしれない。大人こそ、「大人になっているか」という問いを自分に向けてみるための入門書かもしれませんね。

2016/02/27

今までの総括になる3冊目。

子どもたちの変化が伝わってきて、希望を感じる内容でした。
親のこと、先生のこと、大人になるということ。

親という、濃密な縁。
先生という、選べない評価者とのつきあい。
子どもたち自身の未来でもある、大人のこと。

こういう場を、いろんな子どもたちに経験してもらいたいなー、とお節介な大人である私は思いました。
大人にとっても愉しい場になるだろうなと思います。

2010/05/14

100515 by『ぼくはこう生きている　君はどうか』
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1 親って何?
(親が子どもから学ぶもの　わたしたちが親になったときには　夫婦ゲンカと子どもたち ほか)
2 先生って何?
(きれいごとだけを話す先生は　英語の試験問題について　ニコニコばかりの先生は ほか)
3 大人になるって何?
(30年ぶりの講義　「日本語は日本語です」と「英語は日本語です」　なぜ、わたしたちは、ここにいるのだろう ほか)
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本書のテーマは、「親って」、「先生って」そして、「大人になるって何?」です。人は生きているかぎり、いまをどう生きるのか、という問題をさけることはできません。では、生きるということは、どういうことなんだろう…。

「わたしならこうだ」、「ぼくならこう考えるな」-哲学者と中学生との対話の最終巻。テーマは「親って何?」、「先生って何?」。自分の親や学校の先生についての話は、「自分たちが大きくなったらどんな大人になりたいか」。
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自問自答が哲学だ9 , 18,40,　途中点について54, 教師の養成について。成績のよいだけは頭が固いだけ。各生徒のどんな生活を持ってるかについて直感を持っていて、よく生徒を見ている教師！が理想。養成の仕方を根本からひっくり返すべき60, 68,　　学問というのは自分で出題できること。「親問題」をずっと持ち続けること77, プラトンの国家について。本は読みたいときに読もうについて86,