ペローのろばの皮 講談社の翻訳絵本

シャルル・ペロー(著者), ジャン=ピエールケルロック(著者), 石津ちひろ(訳者), エリック・バトゥー

• 販売会社／発売会社: 講談社/
• 発売年月日: 2002/07/20
• JAN: 9784061892255

商品レビュー

2022/08/01

最愛の妃を亡くした王さまは、沈んだ日々をおくる
ある日、妃そっくりに成長した姫をみて、自分の妻にすることを決める

驚きおぞましく思った姫は名づけ親のリラの仙女に助けを求めました

仙女の助言に従い姫は父王に
・季節の色をしたドレス
・月の色をしたドレス
・お日さま色をしたドレス
…を願います

しかし、いずれもひと晩で縫い上げられたのでした

そして最後に願ったのは国の宝である金貨を産むろばの皮でした

さて？

・｢王子さまとろばの皮の愛情ですが、あなたがたがこのお話を孫たちに語り伝えるかぎり、いつまでもいつまでもずっとつづくだろう｣

〇諦めずに助言ももらいながら、自分の道を切り開く姫
〇父もとんでもないが、おべんちゃらな家来が一等ヒドい。
目がさめてくれて良かった
〇エリック・バトゥの絵のちんまりとした絵が、ともすれば怖いお話をやわらかくし、また姫の前を向く強さも感じさせる

2022/04/16

宮廷作家シャルル･ペロ－が､フランスに伝わる昔話をもとに書き上げ､色彩の魔術師エリック･バトゥ－らの手によって出版された､ある王国を舞台にした悲喜こもごものシンデレラストーリー｡ 金貨を産む雌のロバ､王妃の死と国王の変心､魔術師と王女の逃亡､隣国の王子との邂逅･･･めぐるめく豪華絢爛な宮廷生活から抜け出した王女が､農村で家畜の世話をする｢下働きの女｣として辛苦に耐え忍ぶ姿に憐憫の情をさそう､大人のお伽草子｡