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なせばなる民営化JR東日本 自主自立の経営15年の軌跡
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 生産性出版/ |
発売年月日 | 2002/03/15 |
JAN | 9784820117247 |
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なせばなる民営化JR東日本
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
JR東日本社長の松田昌士の民営化についての本。 国鉄改革、特殊法人の民営化、今後の展望や希望などをつらつらと書いている。 国鉄改革については、これまでも葛西氏の本などを読んできたが、松田氏の特徴は、とにかく上も下も褒め、感謝や感激をていねいに述べているところ。手柄を取らず、自分の...
JR東日本社長の松田昌士の民営化についての本。 国鉄改革、特殊法人の民営化、今後の展望や希望などをつらつらと書いている。 国鉄改革については、これまでも葛西氏の本などを読んできたが、松田氏の特徴は、とにかく上も下も褒め、感謝や感激をていねいに述べているところ。手柄を取らず、自分の上司や部下のおかげだとしきりに褒めて、みんなで頑張って成し遂げた、とすなおに喜ぶ。北海道民のおおらかさ、なのだろうか。そんな素朴な実直さを感じた。 しかしそれゆえに彼自身の思想の軸や実績はこの本からは伝わってこなかった。 数字の部分では他の資料との乖離があり、人員整理は約八万人と記載している。(他は約九万人、葛西氏は自分の担当業務であったためか九万4千人と細かく記載していた)
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JR東日本の民営化について纏めた本。著者は元JR東日本社長・会長で井手正敬、葛西敬之と共に「国鉄改革3人組」と称され、日本国有鉄道(国鉄)の分割民営化に尽力した。(wikipedia)そうです。 目次はこんなかんじ。 /// 1章 なぜ国鉄改革が必要だったのか 2章 国鉄改革前...
JR東日本の民営化について纏めた本。著者は元JR東日本社長・会長で井手正敬、葛西敬之と共に「国鉄改革3人組」と称され、日本国有鉄道(国鉄)の分割民営化に尽力した。(wikipedia)そうです。 目次はこんなかんじ。 /// 1章 なぜ国鉄改革が必要だったのか 2章 国鉄改革前夜の攻防 3章 国鉄から新設JRに向けて 4章 民営化後の歩み 5章 日本の再生に必要な改革とは何か 6章 鉄道ルネッサンスを目指して /// 4章までがJR民営化の話、それを受けて一般化したのが5・6章という構成です。 さて、感想ですが、まず色々な読み方が出来る本だと思いました。例えば、 ・郵政民営化の是非を問うための本として ・運輸省と労働組合の間で苦闘した「プロジェクトX」として ・社長の自慢話として(笑) 多分もっとあると思います。そしてどう読んでもなかなか読ませる本です。 そして、僕は(硬直的な)意思が変化(強化?)していくプロセスの本として読みました。日本語が下手で申し訳ないのですが、組織の中で、自分(達)の施策なり意見なりを通していくときって、何が起きているの?くらいの意味です。 例えばこんな記述があります。 ”(民営化反対の圧力の中で)自分たちの味方を少しでも増やそうと、先輩の管理局長などとひそかに会っては、議論したり説得したりした。(p66)” ひそかに会う、というところにすごいリアリティを感じます。また、言葉の綾なのかもしれませんが、「議論したり」というフレーズが入っています。これって活動としては根回しですが、そこで説得だけでなく「議論」があったということ。そんなブレインストーミングも大切なんでしょう。これの積み重ね、が民営化だった、のかな? そうそう、国鉄民営化に関しては異論も有るようなので、この本だけで満足してはいけないと思います。が、とりあえず僕には納得できる一冊だったな。 --- *中からの組織変革の事例として☆3 *読ませる文体・構成☆2 *章ごとの内容に一貫性が無い☆-1
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