反乱のボヤージュ

野沢尚(著者)

• 販売会社／発売会社: 集英社/
• 発売年月日: 2001/04/10
• JAN: 9784087745177

商品レビュー

2013/04/17

「廃止の危機にある、大学の学生寮を舞台に、寮存続に奮闘する学生と大学側から送り込まれた舎監との心の交流を描く。」by wiki

７０年代始め。学生運動が盛んな頃に、警察官として従事していた男が、学園側の刺客として舎監に就任した。

舎監を追い出し、学生寮を守りたい寮生。
学生寮を取り壊し改築したい学園と、「学生」を憎む舎監

様々なトラブルに巻き込まれ、追い込まれる寮生と学園の闘争はエスカレートし、刺客がついに動く。

高校の時に読んで、小説にハマるキッカケとなった小説です。

2012/12/02

大学寮の建て壊しが舞台の小説。東大駒場寮がモチーフだと思われます。僕も大学時代、寮の建て壊しに直面したので興味深く読みました。僕らは素直に立ち退きしてしまったので、『僕らも抵抗しても良かったんじゃないか？』という気持ちで読んでました。

それにしても野沢尚さんはイイですね。亡くなられたのが本当に惜しいです。

2012/09/17

全共闘世代の子供たちが学生寮の自治を守るため大学と戦う。学生運動が盛んな時期の機動隊員であった名倉さんが寮の舎監として送り込まれるが、彼は敵か味方か？平和な世の中で自分の存在意義を問いなおす。