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昭和東北大凶作 娘身売りと欠食児童
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昭和東北大凶作 娘身売りと欠食児童

山下文男(著者)

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昭和東北大凶作 娘身売りと欠食児童

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 無明舎出版
発売年月日 2001/01/20
JAN 9784895442596

昭和東北大凶作

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2018/06/03

東北で津波と飢饉を経験した当事者 元日本共産党幹部 津波災害史研究家 という3つの経歴を持つ山下文男氏の著作。 当事者としての体験談を中心に、飢餓の苦しさや、結核患者の隔離、親が借金取りや押し売りと対峙したときの体験をつづった前半部分は、生々しい感じで記されている。 一方で、体...

東北で津波と飢饉を経験した当事者 元日本共産党幹部 津波災害史研究家 という3つの経歴を持つ山下文男氏の著作。 当事者としての体験談を中心に、飢餓の苦しさや、結核患者の隔離、親が借金取りや押し売りと対峙したときの体験をつづった前半部分は、生々しい感じで記されている。 一方で、体験談を離れて語らなければいけない時期・地域については、当時の東京で刊行された新聞を中心に、著者の取材や経験をないまぜにした構成になっていた。 100年前は日本人の大多数を占めていた、貧しい農民の暮らしの記憶は、地域においても急速に薄れていってしまっているように思え、残念だった。 過去を知らなくては今を評価できない。だから、過去の生活についてはきちんと記録しなくては。 Webで昔の日本の食事について検索すると、「過去の日本人がすぐれた食文化を持っていて、それが欧米食生活への妄信で棄損された」と、ベルツの日記を元に適当な事を言っているサイトばかりヒットする。 こういう状況は甚だ良くない。 あと、著者の立ち位置的のおかげで、菊タブーを恐れずに天皇の名前で行われた困窮対策があまり効果が無かったと書けているのも興味深い。

Posted by ブクログ

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